どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

東京都文化財ウィーク ― 紀尾井町

2017年11月01日 | 日記
東京では毎年文化の日にちなんで「東京文化財ウィーク」なるものが開催され 一週間という期間限定の「特別公開事業」と一か月に及ぶ「企画事業」が行われる

今日はお友達の春さんと 「特別公開事業」のひとつである「旧李王家東京邸」を見ることになっている

赤プリの通称を持つ赤坂プリンスホテルが無くなり その跡地にはホテル・レジデンス・商業施設・オフィスの複合体である「東京ガーデンテラス紀尾井町」なるものが作られた

その敷地内にあった「赤坂プリンス旧館」が「旧李王家」であり 平成23年には都の有形文化財の指定を受けている

古くはコンドル設計による「北白川宮邸洋館」のあった場所でもあり その名残がこの煉瓦基礎遺構である



再開発のために 曳家をして場所を移動したのち「赤坂プリンス クラシックハウス」として復活した

普段からウエディング・レストランとして使用されているので通常非公開の建物というわけではないけれど この週間においては見学のみも許されるということで出かけたのだ

東京都のパンフレットに公開時間は10:30からと書いてあったので 人が増える前に外観の写真を撮ろうと早めに出かける



通りの向こうから


正面


正面斜め


側面


側面塔屋


塔屋詳細


玄関横のバラ窓とステンドグラスの窓

現地で春さんと会い 外を一周してから中に入ろうとしたら11時からと言われたので 隣のニューオータニの庭園を散策することにする

ここ紀尾井町はこの町名が示す通り 紀州徳川家(現グランドプリンスホテル赤坂付近) 尾張徳川家(現上智大学付近) 彦根井伊家(現ホテルニューオータニ付近) の屋敷があった場所である

そしてホテルニューオータニは旧伏見宮邸跡地

戦後の宮家の例にもれず ここを手放すことになった時 外国人の手に渡るのは惜しいと大谷米太郎氏が自邸として購入後 オリンピックに向けてのホテル竣工となる

武家から宮家 そして事業家へという所有者の変遷が なんとも歴史的で面白い

御三家ホテルのうち 帝国ホテルとホテルオークラのバーに入ったことはあるものの 日本庭園をひとりで散策するのは少し尻込みしてしまう

けれども今日は二人でもあるので 11時まで日本庭園で時間を潰すことにする

ブラタモリでは無いけれど 庭の高低差にはびっくりした

何しろ滝があるくらいだもの

近くに清水谷公園があるが なるほど名は体を表すがごとく 地名は地形を表すだ

写真も撮ったけれど こちらの方がわかりやすい

時間になったので戻ってみると すでに沢山の人たちが見学している


玄関入口


玄関を入ってすぐの部屋


その部屋の天井 網代編み


天井


ドアノブ


中庭から



階段いろいろ

二階は使用中につき見学不可ということだったので 一階と中庭を見終わったあと 食事をしながら次の場所の検討することに(明日に続く)
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4 コメント

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Unknown (春庭)
2017-11-03 09:37:30
秩父の写真もすてきだったけれど、やっぱり一眼レフの写真は李王家もきれいにとれていますね。
私はまだ、カメラにメモリーカードいれたままなので、お先にこちらの写真で楽しませてもらいました。お天気よくてよかったです。
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春さんへ (yokochann)
2017-11-04 08:52:19
お疲れ様でした。
あははは・・・テキトーにしか撮らないから、いつまでたってもこの程度です。
春さんの写真だっていつも綺麗に撮れてるよ~。
私にはカメラの差は全然わからない・・・。
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行ってみたい所~ (みらい)
2017-11-04 21:28:05
本当に綺麗に撮れています~
一眼レフ、いいですね~^^
この辺りはやっぱり見所がたくさんですね。
ゆっくり調べて歩きたいな~
今度お天気だったらフラフラしようっと~♪
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みらいちゃんへ (yokochann)
2017-11-05 11:37:57
あはっ ありがと。
もしも綺麗なら、それはモデルが良いからです~。

なんといっても歴史があるし、変遷を知るのも面白いものね。
東京が江戸だったからこそです。
これからは紅葉も楽しめる時期になるから、昼間のお散歩には最高かもね♪
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