どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

『野犬の仔犬チトー』を読み終える

2024年07月27日 | 日記

オリンピックの開会式が行われたはず たぶん

友人も私もメールでは一切それには触れず 

 

決して涼しくはないけれど 幾らか曇り空でもあるので 隣駅まで行く

もちろん暗誦句の紙を手にして

「パンにバタたつぷりつけて春惜しむ」(久保田万太郎)

なんだかウキウキしてきて 足取りも軽くなる

さっさと買い物を済ませて さすがに帰りは電車に乗って10時過ぎに家に着いた

 

本を読み終えた

野犬のチトーが次第に慣れていくところは可愛いし 譲れない核のようなものをかたくなに守るところも 切なく可愛い

親しかった周囲のさほど年齢の違わない友人を次々に失うこともあって 自分の年齢や老いのことを考えたり チトーが窮地に陥ると一切を閉じてフリーズしてしまう姿に我が娘の子供の頃と同じと感じて 無理強いすることができなくなったり やむを得ず犬をアメリカの娘のところに置いて日本に帰国した時に 独居の父をひとり残して別居生活をしなければならなかったことを 仕方がなかったとはいえ今更ながらに後悔したり ほとんどがチトーと他の犬と猫たちの生活を描きながらも 時々 自分の心情を吐露するところは 同年齢なだけにペットのいない私にも感じるものがあった

それにしても家のあらゆるものがかじられ 壊され パニックになるたびに糞尿を撒かれる生活は 私にはできない

愛情と言ってしまうと むしろ安っぽいかもしれない

相手が人であれば(糞尿を撒き散らすことはないだろうけれど) 腹が立ってののしりあったり 言葉で あるいは暴力で傷つけあったりすることもある

動物と暮らすのは人と違って ただひたすら無条件に可愛いのであって きっとそこが良いのだろう

 

決してリードをつけさせないチトーが いつかは散歩に出ることができるようになるのか 気になるところ

最後の文章は「私は、チトーが死ぬまで、死ねません。」

 

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2 コメント

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Unknown (みらい)
2024-07-30 23:46:34
お買い物お疲れ様です。
チトー、幸せになって欲しいです。
ワタシも一人で頑張った時期もあって、
少し重なるような、
でも動物は人と違うからせつないです。
返信する
みらいちゃんへ (yokochann)
2024-07-31 09:24:50
先住のシェパードとの関係が多いのだけれど、時々出てくるきょうだいニャンコ達も、可愛かったです~。
仕事で長く家を空ける時も、手伝いの人が沢山いたので、その点は恵まれているのだろうけれど。
友人を見ていても思うけれど、ペットって無条件に愛せる相手なのかなと。
返信する

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