王座戦第4局
前半は文句の無い(と解説者が言っていた)永瀬さんの駒運びだったが 午後の長考から怪しくなってきた
もう少し持ち時間があれば 1分将棋にならなければ ほぼ永瀬さんの勝ちかと思われていた局面で悪手を打った
その一手で勝負がついた
当然 あれだけの人がそれに気が付かないはずがない
何度も何度も自分の髪をかきむしる姿は 見ているこちらも辛くなるほどで それまで負けも覚悟していた対局者にもはっきりとわかったことだろう
これがラッキーだったとは思わない
極限の中でも判断を誤らない者が 最後には勝つのだ
そして それも実力のうち
とは思えども・・・
ストイックで寝ても覚めても将棋のことしかない永瀬さんだから またタイトル戦で活躍される日を楽しみにしておこう