Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

Pina Bausch

2012年03月22日 09時31分00秒 | 日記


ヴェンダースの映画を見た。

故ピナ・バウシュの舞踊団
ヴッパダールのドキュメンタリー映画
「踊り続けるいのち」*

ソロのダンスを見たとき、
自分自身の肉体を素材に
こんなふうに解き放たれ、表現することができたら…と

憧れる

複数のダンサーによる踊りを見たとき、
そのダンスにとって
互いの肉体が
なくてはならないものであるのがわかる。

パートナーがいなくては実現不可能なダンス

「いてもいなくてもいい」 なんてものは 
この世にはないと

思わされる

でも、
互いへの慈しみ
は同時に
互いを突き刺すような、
痛いものであるとも…




屋外でのダンスシーンは
背景となる自然や建造物が
ダンスと音楽と切り取り方によって
映像全体が生き物のように感じられる

ふと「構図」と思った

構図、構成、動き、色…
リズム!!

予測不可能なダンスは
巨大で複雑な自然そのものだと感じた。


* Pina  by Wim Wenders 2011
     http://pina.gaga.ne.jp/



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