Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

種村季弘と池袋探索

2014年10月19日 09時46分02秒 | 日記


私にとっては、あまり馴染みのない池袋方面。

この日は午後から探索

まずは、池袋パルコ6Fの世界堂で画材を買い、
副都心線で地下鉄成増駅へ。
初めてです…

成増郵便局を訪ね上海にEMSを1通送る。

そこから東部東上線の成増駅まで歩き
バスに乗る。
これも初めてで、わくわく…
そして初めての板橋区立美術館*¹ へ。

現在、種村季弘関連の展覧会が開催されている。


人人会の大先輩、美濃瓢吾氏の作品も出品されている。

美濃瓢吾《花下臨終図Ⅰ》2001年

展覧会は、
独特なエロティック・倒錯といった趣向が徹底的に貫かれていて

とても興味深いものだった。
私の方向とは違う(?)と思いつつも
私がコレクターだったら「欲しい」、と思う作品ばかりだった。
(ということは、描きたいものと欲しいものは違うってことだ)

満足して成増から池袋に戻り
こんどは栗原画廊*² へ。
座の会でご一緒させていただいている松本俊喬先生の個展へ。

男性的な風景画と、裸婦をモチーフにした日本画の作品。

特に滝の絵は音が聞こえてきそうな迫力

しばし先生とお話しをした後
道すがら気になっていた古本屋に立ち寄る。

夏目書房*³

入ってみると、思った通りおもしろい!!
美術、哲学、宗教、魔術、妖怪…奇なる趣の店だった。

私が思うに、絵画と彫刻を比べたら
圧倒的に絵画の方が不健康だ。
だって二次元って無理がある。
もともとおかしくなくても、絵ばかり描いていて
結果おかしくなっちゃう人っているんじゃないかな。
魔術書と美術書を並列しているこの書店のポリシーには
共感した。
(っていいますか、まじに魔術書ってあるんだなと内心驚いた。
あまりよく見てはいけない気がしてうろ覚えですが
確か「◯◯の為の魔術法」…みたいな実践的タイトルだった(@_@;)
買ってないです。)


日本人固有の精神病理について
(というか、東西の文化的背景を区別して心の問題に触れている)
心理学者、河合隼雄氏*⁴ の本を2冊買った。
今「日本人固有の◯◯」にとても興味があります。

レジでは店主の女性とお話しを。
大正時代から続いているのだとか!神保町にも分店があるらしい。

池袋は新鮮だった。
ここ、また来たいです!

*1 板橋区立美術館 http://www.itabashiartmuseum.jp/
*2 栗原画廊 http://www.kurihara-art.com/
*3 夏目書房 http://www.natsume-books.com/
*4 河合隼雄 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%90%88%E9%9A%BC%E9%9B%84



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