Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

3.11

2012年03月13日 12時48分35秒 | 日記

飛鳥山公園にて
今年の3.11は
日曜のスケッチ教室の日で、
飛鳥山公園にいた。

公園は親子連れで一杯
なんてことのない
いつもの日曜日だ。

「なんてことのない」
これは本当に幸せなことを
意味している。

「ターミネーター2」* の後半、
公園で平和に遊ぶ母親と子どもが
スカイネットの原爆によって一気に灰と化す
これはサラの夢のシーンだが
初めて見た20年前でさえ
あまりのリアルさに身が凍ったのを覚えている。

「なんてことのない」が
一気に悪夢に変わることが普通にありえる。





たとえば私自身
ある日気づいたら、この世に「いた」と思うことがある。

私が生きていることは
全くの偶然で、仕組まれたことでも
意味のあることでもないように思う。

その逆に、
ある日突然この世から
理不尽な理由で消えることもあるのだろう。

2時46分には
スケッチ教室の生徒さんたちと黙祷した。

1年半前には
その存在も名前も知らなかった人たちと一緒に
東北で亡くなられた
名前も知らない人たちの冥福を祈る。

絵本をまた寄贈する。
今の私にはそれしかできない。



 TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY 1991
   http://www.youtube.com/watch?v=_O-scv0Hzok&feature=related




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