墨が余ったときに
遊びに使う因州麻紙という画仙紙があって
それはもう滲ませ放題に滲ませて
気分転換をするのだが*
試しにドーサを引いて作品にしてみようと試みた。
裏打ちの練習も兼ねて…
先日の座の会の時、裏打ち用紙の情報を、
当番で一緒になった作家さんから教えていただいたので
さっそく小津和紙に行き購入。
悠久紙と八女紙
それはつまり高い紙と安い紙(笑)
んで、ドーサを引いた因州麻紙に
その2種類を裏打って描き始めたが…
撃沈しました。
結局、画仙紙はやっぱり生のまま
滲みを効かせて描くもんだと痛感。
でもって私は、作品にするなら滲みに身を任すなんて
絶体できない体質だとこれも痛感。
絵を完全にコントロールしたいのではなくて、
コントロールしてもしきれずに現れる「偶然的な何か」をたぐりよせることができれば
その中間地点に技法の最大の魅力・謎があるように思うわけです。
もしかしたら私にとっての技法は
その謎についての考察なのかもしれません。
ただし、これはあくまで技法であって
描きたいこととはまた違います。
つまり画仙紙にドーサひくのはもったいない。
ひくなら白麻紙でいいじゃん。
何やってんだろ私(アホか!?)
撃沈した描きかけは思い切って捨てました。
これ、捨てないと未練たらしくて次に行けない。
「絵に失敗はない」とか言ってくれる人がいるけど
いや、ありますよ。
慰めは作家のためならず
毎日疲れます。
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