Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

笑いは、常にある。

2017年10月12日 18時32分11秒 | 日記

もちろん、大まじめに生きているし
ただ一度の人生、と思って制作もしている。

絵のテーマが壮大で、「宇宙」も意識しているし
訳あって哲学科を出ていることもあり、
シリアスな作家だとどこか思われているらしい。

ですが、父の出身は関西で
亀井家基本笑いをとりたがる、そんな中で育ってきました。
笑いを差し挟んでなんぼ、なわけです。

人人会にマロン・フラヌールという日本人作家がいて、
先日偶然画廊で会って話しをした。
「亀井ちゃんは、作品に笑いとか関係ないでしょ?大まじめにやってるのよね」
というので
「そうだけど、時々自分の作品観て笑っちゃう時ある、笑いながら描く」
とこたえたら ええ??(@_@;)??っとなった。

私の方がええ?!(@_@;)?? なんだけれども… 
↓マロン・フラヌール

(彼にもゆるぎないスタイルがあり、大まじめに制作しています)

ふと我にかえったとき、おかしくなるときがあるのだ。
でもリアリティーはそこにあります。

ドストエフスキーを笑いながら読む感じ、かもしれません。

人間、真剣になればなるほどどこか滑稽で
みっともないところだってある。
それを許してほしいです。

★ちなみに ドストエフスキー はぶっ飛んでて面白い。
長編が多いし、ちょっと手に取りにくいと思うかもしれませんが
かなりの衝撃です。
何となく最近思うのですが、
ぼっとしていても受け入れやすいものばかりがはやっている。
抵抗を感じるとか、違和感を感じるとか、痛い、とかそういったものが少ない。
簡単に受け入れられるものには、それが何故なのか考えた方が良い。
まずは考えさせないようにできているはず。
「考えさせてもらえない」は、人間に生まれた以上それほどの不幸はないと思う秋の夜長。。。



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