Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

やさしい人たち

2010年12月21日 09時29分00秒 | 日記



蘭、開花。うれしい。
今年の2月、東京ドームで開催された世界ラン展で買ったもの。
幹の節から花芽が伸びる。



こんな感じ。
おもしろいでしょう?



こちらの名前は確か「ブラックジャック」。
ファレノプシス系。やはり花芽が伸び出した。
この伸びが結構早いんです。
蛇のかま首のよう。。。

蕾がつくとわくわくします。
この「わくわく」の原因は何だろう。

食べ物にわくわくするのは、おいしいから。
それは味覚に依る刺激。
じゃあ花にわくわくするのは
視覚に依存したものだ。
そして花が、私の意のままにならないことも
魅力の一つだ。
自律した存在。

昨日はある人に、描きかけの絵を見ていただいた。

絵は最後には作品として自律させなくてはいけない。
そして絵に対して責任を持つこと。

絵の前で対話をする幸せな2時間。
何なら、このために、この時間のために
私は絵を描いているのではないかと思うくらい。

私の妄想について話す。

最近、私は画面の中に妄想を描く。
その扱いに困っていた。
会話をしながらヒントを探り出す。

ところで、作品は80号。
電車で運んだ。
人々は意外と優しかった。
すっとよけてくれたり、壁側をゆずってくれたりする。
なんだか泣きそうになった。
そんな自分にびっくりする。

皆さん、本当にありがとう。



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