減税するブログ

12歳9歳7歳の3児自然派の母。

月曜日の授業

2006-06-29 00:24:31 | Enlish Archive
月曜日に習った内容ですが、「自己教育力」というものです。

外国語習得には17520時間の聞き取りと2190時間の発話時間が必要だと言われています。

この時点で英語の授業だけでは確実に話すことが不可能になります。

では何が必要かというと自律的な学習者を育てるということです。
しかし日本の教育の根本問題から自己教育能力、自律的学習能力は育ちにくいのです。

自律的教育能力というのは自分で目標を設定し、計画し、それを実行する力を持ち、なおかつ自ら評価し、足りないところを自分で見つけるという力をつけないといけません。

私の母校ではスタンプカードのシステムを利用していましたが、宿題をしてきたら
スタンプ、と言うシステムはその場、その場をしのぐ勉強方法で
長期の学習効果はじつはあまりありません。

発達心理学の分野でも、物でつる学習効果は薄いというのは研究でもでています。

おやつや物で釣るよりも、子供達に目標を設定させ、学習する喜びを感じさせ、自分のために学習をさせるほうが長期的には効果があるのでっす。

自己教育能力の進行

①リハーサル、目標設定、学習計画
②学習行動の評価
③学習情報を探す、学習ノートを作る、援助を求めること
        ↓

教師が意図的、体系的に指導していくことが肝心

(宇多田ヒカルは歌詞用のノートを25冊も持っているそうです。
私も英語用ノートを2年前から作っていますが悲しきかなまだ2冊です。)

ノートを作るというのは普段から勉強する意欲がわくので、
毎日持ってていい言葉を知ったときや、自分で英文を書いたとき、洋楽の歌を訳したり、英語の日記を書いたり何を書いてもいいです。

とにかく自分専用の授業以外のノートを作ると言うのが大事です。


学習システム
自ら計画→モニター→自己点検

自分で英語を学ぶことに喜びを感じ、自分のためだけに英語を学ぶ人でないと
英語学習は成立しません。

私は高校の頃塾に行きたかったのに親が行かせてくれませんでした。
だから自分で自己教育力をつけるしか術がなかったのかもしれませんね。

授業で私は
「点数のために勉強するのか?テストのために勉強するのか?
数値化できるものばかりに目を向けてはいけない。
社会に入ったら数値化できないことばかり求められる。
数値に表せないものこそ目を向けるべきだ」
と言いました。
(なかなか生徒には理解してもらえなかったし数値の方が大事だと言う子が圧倒的に多かったです。)

日本の英語教育が失敗だったのは自己教育能力を育てることが出来なかったからです。
教師になる人はどのように自己教育能力を育てるかこれから大きな課題になるでしょうね。

今日はちょっと難しい話でした☆



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