子どもが中学生のうちは、まだあまり気がつきませんが、成人を過ぎる頃以降年齢を重ねてくると、容貌が親に似てきます。
とくに中年以降、ますます似てきます。
容貌だけでなく、話し方や所作が親にそっくりだということは、よく思うことです。
科学的には、それは遺伝子が関係していると解釈できます。
ふだんはあまり気がつかなくても、ふとしたときに、話し方や声が親にそっくりだと思うことは、じっさいにあります。
これは、親といっしょにいることで、知らず知らずのうちに、親をモデルにして、同じような言い方をしたり、振る舞いを学ぶからです。
つまり、人間はモデルから学習するからです。
意識して真似をしようとしているのではなく、知らず知らずのうちに真似ているのです。
私は、父によく似てきた、そっくりだと、最近、家族からよく言われます。
たしかに、たとえば畑をつくり、野菜を育てていて、ふと気がつくと、そういえば父もこうやってクワを使っていたなとしみじみと思うことがあります。
親子関係が良好な場合には、とくによく似るように思います。
中学生のわが子にこうなってほしいと願うなら、「勉強しろ」とか「努力しなさい」とか言うよりも、親自身が毎日を一生懸命に生きることです。
親が毎日、充実して意欲をもって生活していると、わが子も自分の生活で意欲を蓄えていきます。
親の姿がほかのどんな言葉よりも、力強く子どもの成長を後押ししてくれます。
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