出張の帰り、近鉄特急の中で観た。
名古屋から新大阪まで約５０分。とうてい映画は観れないのだが、そこは近鉄。２時間以上かかるので何とか映画１本観れるのです
その代わり料金が１５００円ほど安いので急いでなければ近鉄に限りますね
さて、『日日是好日』。
樹木希林の遺作となったこの映画、「味」という言葉がぴったりな希林さんの演技でした。静かに、そしてゆっくりと進む物語は観ているといつしか自分に重ね合わせて中に入って行ってしまう感覚にとらわれます。。
主人公の典子（黒木華）の成長を長い年月で描くのですが、途中で典子にとって節目の大きな出来事が起こります。経験する事柄は違っても誰しもが心が揺らし、乗り越えてゆく人生の一コマ一コマ。観終えた時、穏やかな気分になれる素晴らしい作品でした！
「世の中には、すぐわかるものとすぐわからないものの二種類がある」
この言葉の意味が今の自分に欠けていたと知らされました・・・
