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東電は福島第一原発を維持したいらしい

2011-03-30 | 日記
YOMIURI ONLINE」の「東電会長が会見で陳謝、1~4号機廃炉を明言」( 2011年3月30日15時24分 )

 東京電力の勝俣恒久会長は30日午後、体調不良で入院した清水正孝社長に代わって記者会見し、福島第一原子力発電所の事故について、「広く社会の皆様に大変なご不安、ご心配をおかけしていることを深くおわびする」と陳謝した。

 同原発1~4号機について廃止せざるを得ないと明言した。

 その上で、同原発周辺に居住する被災者の生活支援に取り組むため、「福島地域支援室」を社内に設けることを明らかにした。

 また、農作物などの事故による損害賠償については、「国の支援を受けながら、原子力損害賠償制度に基づき、誠意を持った賠償の準備をしている」とした。

 計画停電については、電力需要が増える夏場に向けて電力供給の増強を図り、「回避すべくあらゆる努力をしたい」とした。


 東京電力の勝俣恒久会長が、福島第一原子力発電所の「1~4号機について廃止せざるを得ないと明言した」と報じられています。



 「廃止せざるを得ない」というのですから、

   「やむなく廃止する」
   「できれば廃止したくなかった」

ということです。つまり、「東電は福島第一原発を再稼働させたいらしい」という私の推測は正しかったといってよいと思います。



 さて、勝俣会長は「同原発1~4号機について廃止せざるを得ないと明言した」わけです。「1~4号機については」廃止する、ということです。つまり、

   「5~6号機については」廃止するとは言っていない

わけです。要は、

   「できれば5~6号機については発電を再開したい」
   「計画中の7~8号機は建設したい」

ということだと思われます。



 福島第一原発の再稼働(発電再開)は「社会的に」難しいのではないかと思いますが、それはともかく、



 「1~4号機のみ廃止する」というのですから、

   「1~4号機は設備がかなり損傷したために、廃止する」

ということです。

   1~4号機については「技術的に」復旧の見込みはない
           ( =「発電機能は復旧不可能」の意 )

と言っていると考えてよいと思います。



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