めけめけ様の日々雑感

胴体力関係は、「N氏式胴体力」カテゴリ。

橈骨の意識

2006年01月19日 | 日記・雑感
桜木町からの帰り途中にまた月刊秘伝を立ち読み。
先日も読んだが、基本的にいい加減に読んでいるので、あまり記憶に残らなかったのだ。

私はそもそも人生自体に対していい加減でぼんやりと臨んでいるような気がする。
どうも世間の人と比べて薄っぺらな人生を歩んでいるようだ。
あんまり自分の人生の過去について覚えていることがない。記憶力がないのだろうか。
私は28年間何をしてきたのか。全ては茫洋とした白いもやの中に消えてしまっている。
人のエッセイを読むと随分と濃い人生を送っているんだなあと、羨ましさ半分、
疲れるんじゃないかという心配半分な気持ちになる。


さて「橈骨の意識」というのは要するに前腕の内捻りのことなのかと得心する。
腕を伸ばす際に尺骨を軸に橈骨を螺旋状に沿わせるようなイメージで、
前腕を内捻りしていくのだろう。腕を引く際はその螺旋をほどいていくような
イメージを使う。それによって手先までの力の伝達がよりスムーズになるんだろうな。
ちなみに橈骨の内捻りのラインは小指につながる。小指を張る意識をもつと、
内捻りの締まりがよりしっかりとする。
この内捻りのラインを明確にしていくと腹の内部の開発にもつながる。
腹と腕はつながっているからだ。全身連動の一環である。
しばらく捉えて歩いて胴体が開発された人には役に立つ意識の使い方であろう。

1月19日

2006年01月19日 | 日記・雑感
桜木町に出かけた。
横浜美術館に行こうと思ったからだ。
山崎まさよしの歌を口ずさみながら歩く。
「one more time,one more chance」
「いつでも探しているよ どっかに君の姿を
明け方の街 桜木町で こんなとこにくるはずもないのに♪」

動く歩道を登り、通りかかったランドマークタワーに登ってみようかと考える。
69階273メートル、日本一高い展望ホールらしい。
しかし、登るのに1000円取られる。
たかが高度が高いだけのものに1000円。
逡巡の後、せっかくだからと登ってみる。
なんと40秒で69階まで到達した。凄いエレベーターだ。その快適さたるや立てた10円玉が倒れないらしい。
273メートルからの景色は確かに絶景である。
「見ろ、人がゴミのようだ」などとムスカ大佐ごっこをする。
「この街はすべてお前のものだ!ユリア!」などとシンになりきってみたりする。
「愚民どもが・・・」と権力者ごっこをする。

ぐるりと見渡す限り大小の建物がみっしり建っていた。相当遠くまで見渡せるのだが。
森と言う物がない。人間って恐ろしい。科学の勝利というべきなのか。
「人間は地球の皮膚病なり(ニーチェ)」という言葉がまざまざと頭にリフレインする。
なんだか空恐ろしくなった。

とりあえず1000円は高かった。600円くらいが妥当だと思う。
そのあと、横浜美術館に行く。なんとシャッターが下りている。
「休館日 毎週木曜日」との文字が看板に出ている。
うかつなり自分。
とぼとぼと帰る。


捻りについて雑感

2006年01月19日 | 日記・雑感
月間秘伝を立ち読み。胴体力の捻りの特集をやっていた。
床に寝そべってやる体操は実際問題、家でできる人は少ないのではなかろうか。

捻りねえ。捻りは作り上げていく動きであると伊藤昇氏は述べているが、
全く同感である。捻りに関してはやればやるほど感覚が変わってくる。

捻るというのは、身体の中心部を捻ることでパワーを生み出す。
このところの私の認識では、この身体の中心部というのは腸腰筋と内転筋で、感覚的にはその二つの筋肉が一本のゴムとなって、あたかもゴム動力のプロペラ飛行機模型のように捻れる感覚が出てきた。
ちなみにゴム動力の飛行機模型とは下記ページのようなものである。
http://www.tnc.ne.jp/oasobi/oasobi01/01plane/08.html

さらに最近は、その筋肉の感覚にプラスして股関節から大腿骨、腰椎や胸椎、胸骨までの胴体骨格を意識して捻るようにしている。

そうすると、胸骨付近がなんか痛い。ストレッチ感が出てくるのだ。胸骨には胸椎から生えた肋骨が集中してくっついている。そういう意味で肋骨の動きの要である。
その部分が痛いということは今まで動かしていなかった部分が動き始めた、さび付いた歯車が動き出したかのように感じられる。
特に胴体の捻りと腕の内捻りが混在する動き(太極拳の楼膝拗歩)をしようとすると、胸骨のストレッチ感はますます高まる。このストレッチ感の抵抗がなければもっと流れるように腕を動かせるような気がする。ひたすら動かしてさびをとって行こう。

武術研究家の日野晃氏によれば胸骨は全身の動きの要らしい。
私の感覚的には、仙骨が全身の動きの要で、胸骨は腕の動きの要。メインとサブの関係にあるような気がする。

高岡英夫は胸椎のことを特に固まりやすい部分として拘束背中(こうそくはいちゅう)と呼称したが、それに習えば胸骨も拘束胸芯なんて呼んでもいいんじゃないだろうか。

そんなことを思いながら、胴体を捻ったり腕を伸ばしたりすると、鎖骨や肩や胸骨がポキポキと鳴る。運動不足だねえ。