銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

パイプオルガンの魅力

2012-06-01 11:00:01 | あきかぜ便り~日記
5月27日、東京芸術大学奏楽堂でバッハを聴いてきました。




今回、聴いたのは「上野の森オルガンシリーズ2012 神秘のJ.S.バッハ」という演奏会です。パイプオルガンはオペラシティーで軽く聴いたことはあるのですが、本格的に聴くのは初めての経験です。パイプオルガンをじっくり聴いてみたいという思いと、大好きなバッハということもあって、当日は朝からワクワクしていました。
p(^-^)q

今回の演奏会は全席自由ということでしたので、個人的に好きな座席位置である「中央やや後ろ」に着席しました。奏楽堂に入ると、舞台の正面奥にバーンとオルガンが見えます。
「ウワァー!」
と、心の中で感嘆の声を上げつつ着席。開演を待つことに・・・

この奏楽堂は初めて入ったホールです。開演までの時間、周囲の人々の騒めきを聴きながら、ホールの感触を感じ取りました。全体としては端正な音、妙な響きでごまかしていないようですね。これって学校授業用の味付けというか、ここで実技試験とかされたら怖いなあっという印象を持ちました。


***
演奏会は、当然ながらバッハばかりなので、存分に楽しめました。もちろん、パイプオルガンの重厚な音にも感動しましたよ。少し乾いた感じのする響きでしたが、とても素晴らしいです。音によって音源の位置が変化するのも新鮮な驚き。音源の音質変化、音源の位置変化は、ある意味で演出的味わいに繋がるのかもしれませんね。もっとパイプオルガンを聴いてみたくなりました。魅力的な楽器です!

演奏の内容も良かったです。野々下由香里さんのソプラノ、若松夏美さんのヴァイオリンを聴くことが出来たのも、大きな収穫でした。


この先も機会があれば、演奏会へ行きたいと思います。