へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

【読】これなん答え@時代小説 其之三

2008年09月24日 | 時代小説

【読】これなん答え早刷り岩次郎    答えは耳鼻(じび)」

 

 早刷りは、一刻でも早く出来事を報せるのが命。
今朝起きたことを日暮れ前に刷ることができれば、ひとは早刷を買ってくれる。
だれよりも早く、そして子細に正しく伝えること。これが岩次郎の考えだった。


 江戸の町を行き来して、おもしろい出来事を拾って歩く物書き
岩次郎はその者を『耳鼻達(じびたち)』と名付けた。
 だれも知らない、岩次郎の造り言葉である。

 

 「これから始める早刷りは、その名の通り、江戸のどの読売瓦版よりも
早く出来事を報せる。もしも今日どこかで、なにかが起きたら、なんどきだろうが
その場に弘太郎配下の者『耳鼻』達が駆けつける」(本文より)

 

痛快長編時代小説
早刷り岩次郎 山本一力
 
朝日新聞出版

 

手・足・目を使い、「耳・鼻」で記事にする。
これなん答えは耳鼻(じび)」でした。

 

次の投稿は、9月26日の予定です。

 

※いつも見るだけのみなさま(あなた) 一言でも記述していただければ幸甚です。

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