【読】これなん答え@早刷り岩次郎 答えは「耳鼻(じび)」
早刷りは、一刻でも早く出来事を報せるのが命。
今朝起きたことを日暮れ前に刷ることができれば、ひとは早刷りを買ってくれる。
だれよりも早く、そして子細に正しく伝えること。これが岩次郎の考えだった。
江戸の町を行き来して、おもしろい出来事を拾って歩く物書き。
岩次郎はその者を『耳鼻達(じびたち)』と名付けた。
だれも知らない、岩次郎の造り言葉である。
「これから始める早刷りは、その名の通り、江戸のどの読売瓦版よりも
早く出来事を報せる。もしも今日どこかで、なにかが起きたら、なんどきだろうが
その場に弘太郎配下の者『耳鼻』達が駆けつける」(本文より)
痛快長編時代小説
早刷り岩次郎 山本一力 朝日新聞出版
手・足・目を使い、「耳・鼻」で記事にする。
これなん答えは「耳鼻(じび)」でした。
次の投稿は、9月26日の予定です。
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