へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

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某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

アメリカ合衆国における医療保険の問題

2019年05月15日 | 医療制度
 

 医療保険の問題

 民間の医療保険に加入していても、払うのがきついほどの
 高額な 医療費はなぜでしょう?
 
 ここからはその理由について説明します。

  

『 各 医療機関自由価格設定が できる 』

 結論から言いますとこれが最大の理由です。

 
 

 日本には病気の種類や受ける治療により、どのくらいの料金を請求するのかを
国が定めています。
 しかしアメリカではそのような公定価格はなく、病院側が自由に値段設定を
しています。(大凡は分厚いマニュアルがあります。)

 つまり医療も「ビジネス」になってしまっているわけです。


  

アメリカ合衆国の医師はかなり高給

 実際にアメリカの医師の給料は他の国に比べ圧倒的に高いです。
 アメリカ合衆国の勤務医師の給与は約2,800万円です。

 なんでそんなに高く設定するの?
 医師の方々も必死です。



医療費を高く設定するには理由があります。


  

①教育機関のビジネス化
 
すべてはここが原点になってきます。

 アメリカ合衆国の大学の学費は世界トップの高さを誇ります。
 これは教育機関も医療機関と同じように「ビジネス化」しているからです。

 特にアメリカ合衆国の大学医学部に関しては超高額なので、
 「高い教育を経て医師になったのは良いけれど莫大な借金が…」ということになり、
 必然的に高い給料ではないとやっていけないという事態が起こっています。

②アメリカ合衆国は訴訟社会
 アメリカ合衆国では頻繁に人を訴えます。

 日本とは比べ物にならないくらい「裁判へのハードル」が低いです。

 例えば、交通違反を犯しても「そんなにスピード出してなかったよ」と思えば
 裁判所まで 行って戦います。

 これが医療の現場でも問題になっているのが現実です。

 医療ミスなどで万が一のことがあっても戦えるように「弁護士費用」として
 医療費を高く 取っているということもあります。

 さらに、医師側は訴訟が怖いので、さらに過剰なサービス・治療を施します。

 結果的に高額な医療費に繋がってしまうという悪循環です。

③研究のための莫大な投資

  

アメリカ合衆国の医療技術は世界でもトップクラスを誇ります。

 それは同時に医療機関による莫大な負担(研究のための投資)によるものです。

 新しい治療の技術や医薬開発のための研究費用のツケが個人の医療費の負担にも
 繋がっています。

 その上、その最新技術・高価な治療を比較的早い段階で一般の患者に施すので、
 「さらに高い治療費が患者に周ってくる」ということも事実です。



アメリカ合衆国では保険は必須
 何度も言うようですが、アメリカ合衆国に来られる(行く)際には
 必ず保険は入っておきましょう。

 万が一事故に遭った場合何千万の請求が来ることもあります。

 さらに保険に加入していても歯医者は保険の範囲外ということが多いので、
 長期滞在をされる方は渡航前に歯の治療をしていくと良いかと思います。

 ※虫歯の治療だけで数十万かかります。

 備えあれば憂いなしということです。

  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

困った事柄など次回に。


  
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