しっかい 悉皆 ~
~つくろいものやはじめます~「お江戸あやかし物語」
お江戸あやかし物語~つくろいものやはじめます~
作:水沢いおり 絵:石橋富士子 偕成社 1200円
江戸時代の習慣や、町の人々の暮らしが自然と目に浮かぶようなお話が
四編収録されています。
着ていたものや、住んでいた長屋の様子など、読み応えたっぷり!
もちろんあやかしたちの活躍ぶりも・・・。
お江戸の町に「つくろいもの いたします」の看板が!。
そこは、お裁縫箱の中身があやかしとなり、縫い物とあれば
なんでも引き受ける店でした。
江戸の長屋にて繕い物屋を営んでいる三人の九十九神のお話しです。
総ルビの本で、対象は小学校2~3年くらいから!。
この本の豪華なところは、殆ど全ての頁に絵が入っていること、
各章の扉が見開き一枚絵!
江戸の長屋の隙間にぽっかりと出現するレンゲソウの原っぱや
天狗のうちわによって大空高く飛ばされた九十九神たちの下に、
広がる富士山と周辺の紅葉する山々など。
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