真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

やさしいライオン いたずら書き

2006年12月09日 15時38分32秒 | やさしいライオン
やなせ先生の詩集を真似て、学生時代から、作詞のまねごとを、ノートに書いていましたが、小さな詩集にして、みんなに見せました。すると仲良しの内海武雄さんと山守博昭さんが組んで、二人で詩集を作り発表しました。悔しいけれど、彼らの詩のほうが上手でした。内海武雄さんの「君がお嫁に、行く時は。まるい鏡を送ろうかな、なぜって、君のそのまんまるい、かおが、鏡からはみ出すと、もったいないもん」というもので、すっかりきにいって、その詩に、曲をつけました。
おいこみの、ある日作画のみんなを励まそうと、動画用紙にやなせ先生を真似て、紙芝居ふうの落書きを、つくって描きました。題名は「黒豚のタン子」。くろねこのタンゴという歌が、流行っていたころで、それをもじったものでした。下手な絵でどうってことない、内容でしたが、泊まりっぱなしで、何の娯楽もなかったときでしたので、そんなことで笑ってもらえ、少しは緊張が解けたようで、作画も上がったような気がしました。
またある日、動画用紙に今日は疲れすぎていて、車の運転は出来ないというようなことを、ふざけた文章で、机の棚に画鋲で止めておきました。それが少し受けたので、今度は天井から「必完成 動画UP11月16日(Sunday)やさしいライオン 団結一筋」などと書いた、動画用紙を吊るしました。それがきっかけとなって、作画の人たちが、その下に落書きを吊るし始めたのでした。その数なんと50枚、そんなたわいもないいたずら心が、やさしいライオン班の心を一つにさせていました。やさしいライオンが終わったとき、そのいたずら書きは、はずされましたが、捨てられることなく、大切にしまわれ、思い出の宝物としております。

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1 コメント

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Unknown (山守博昭)
2011-12-09 12:17:49
なつかしいなあ。今は教会の牧師をしています。
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