Ken Funahashi Blog

NEXT DREAM 記憶と記録

7月17日 讀賣TV『かんさい情報ネット Ten』コメント

2009-07-17 18:31:56 | Weblog
昨日の報道で『北海道・大雪山系のトムラウシ山頂付近』での、悲惨と言える遭難を知った。震災以前からガイド山行のプランの中でも、特に関西から出向く、この素晴らしい山系の中の盟主的な『トムラウシ』には個人的にも思い入れや、想い出が深く、国内山岳の中でガイド業務を行える中でも特に、素晴らしい企画を実施出来る山域であり、今回の様な遭難をニュ-スで見るのは悲しく、そして個人的に公開している私の考えている山岳ガイドの安全基準や、ガイド同行登山とツア-登山と呼ばれる組織的・集客を前提とした事前の技術講習や登山教育を省いた、ツア-形式の一種ガイド登山と混同され、同一の職務形態、業務と勘違いされる事の多い、現実に関して今回の讀賣TV放送局からの質問、問合わせには正直な個人、プロガイドの立場として意見を述べ、質疑応答した。急な問合わせから、依頼に変り、テレビ局側からの要望が、今回の被害者や引率責任者や企画の募集・業務「会社アミュ-ズ・トラベル」を事実関係や当事者の説明無く、一方的に非難、批判めいた意見には誘導されず、現時点での『トムラウシ』の遭難に感じる、ガイドとしての意見が出せるとの担当者との約束で、録画映像でのインタビュ-形式でのニュ-す番組での発言として、西宮の自宅に取材班を迎えた。
放送は『かんさい情報ネットten』番組が変わって、放送直後の遭難報道の現地、空撮映像や現場での遭難者の搬出・映像の中で、非常に僅かな時間枠の中で、本当に僅かなコメント部分が使用された。
自宅、収録時の時間は約1時間強なのだが、カットされるとは承知ながら、これほど短く、映像との関連性にも疑問を感じる中での自分の映像を見るのは、残念だが、この種のニュ-ス、特にギリギリの時間枠の中で、当日の編集間際の取材などを考慮すると、ある程度は致し方ない現実。

今回の『トムラウシ』での遭難は、これから法的な問題を含めてツア-会社の『基本の安全基準』や『ガイド=ツア-の問題点』引率責任と、そもそもの集客営業・方法と実際の登山でのクライアント保護と企画立案から、企画の安全性まで様々な問題や矛盾として解決される事が少ない、多くの山の世界の『業務・営業、収益性』と、登山教育に関わる人の命に関わる諸問題まで、真摯な論議と異なる考え方や、隠せない現実が表面化するだろうと思われる。

集客、営業成績にも直結する『クライアントの満足感』や、現場での安全優先の状況判断が本当にプロが行ったのかが、私の最初の大きな疑問。リピ-タ-客や企画の成功(登頂など)等と、自然状態、気象や企画の為の寄り合い所帯と考えられる、参加者と引率側との適正だったか不明の『人数対応』や、基本と言える現場での活動停止や緊急避難、途中での正しい状況確認と変更判断・・・と、疑問は多過ぎる。

急遽『トムラウシでの遭難』に関して、コメント取材。

2009-07-17 14:31:38 | Weblog
讀賣テレビ放送局から、今回の遭難に関してプロガイドとしての意見を求められて、担当者が来宅。短い時間でしたが、幾つか質問、質疑応答。
急ですが、今日の夕方のニュ-ス番組・枠の中で記者からの質問に答える形式で映像、参考資料と共に放送されると思います。