春の陽気 融雪

水曜日に予定していた『神戸新聞』記者に同行しての、裏六甲山『七曲滝』をメインとした、例年恒例の凍る滝・関係の同行企画が前日に変更となり、予想よりも気温の上昇が早まり、次ぎの寒気流入まで時間が必要となり出して、他２件の計画も２月に延期。
加西図書館への行き帰りに、通過して興味があって起点周辺を一度、確認に歩いていた『鎌倉山／行者道』と、善光寺を昨日、少し歩こうと車にハイキング装備を積み込んでいたのだが、雑用が増えてしまい中途半端な時間となり、通勤割引・時間帯で西宮に帰宅。加西市では、最近『ハイキング・マスター』を募集していて、観光まちづくり協会や観光関係が、この辺りとしては珍しく積極的に近隣ハイキングの宣伝や企画を発信しているようで、イベントや新たなコ－スの発掘や推進にも力を入れそうな予感があって、興味の対象としても好感度もアップ。

今期はアイスクライミングとは別に、以前から条件が良ければ走破しようと考えていた、この時期ならではの山稜の状態に注目しているのだが、潅木が完全に埋まって、期待しているような積雪量が現在、まだ無いようだ。パラで残雪のある時期に、上空から確認していた目立った尾根なのだが、殆ど記録を見ない、人が入らない山域コ－スなので、まとまった積雪があり、固まる３月初旬に実施予定。とりあえず、２月の寒気や積雪量が問題となる。

『七曲滝』周辺に関して、私に問い合わせて来る人達は年々、増加しているが氷結・環境が悪そうだという期間ほど、やはり電話が多い。
火曜日、以降からの条件で氷結は日々、悪くなっているでしょう。降雪も無くコ－スは歩き易くなっているでしょうが、滝手前の固定ロ－プ付近に問題が発生したとの連絡・報告も受けています。１／１８以降から、私は現場を見ていないのですが、知り合いの常連さん達から、少し不思議だと感じる報告を聞いていますので、来月の寒気流入・時にでも確認しておきます。

明日は、少しばかり面白い「セミナ－」に参加して来ます。

明日の、取材同行は期日変更となりました。

予報より２日、予測よりも更に早く気温が上昇してしまいました。
明日の予定で空けていた、半日はトレ－ニングに変更です。

先週から『七曲滝や播但・山域』の滝の氷結情報に関しての、問合わせが入りだしていますが、次ぎのチャンスは２月の寒気流入・時でしょう。

手間ひま、かけて＝愛着感と安全確認

８０年代の前半期の今では懐かしい『未開拓地・詣でラッシュのアイス・クライミング』セキネルからシュィナ－ド、そしてロ－・システムにカジタのセミチュ－ブ・ピックと、年々と用具の進歩に後押しされて、遊べる環境やレベルが押し上げられていた時代には、不足・不備な用具をクライマ－側の工夫や、一種の手間が要求されて、それは改造や製作と言う一部の、使える環境を持たない層のクライマ－にも、ある種の楽しさを与えてくれていた。

今では、市販品に手を加えるのはアックス類のピックに、鑢を押し当てる程度しか残っていないらしい。俗に「ギンギンに研ぐ」と称される、先端部を、より有効確実に氷に刺す為の作業は、この遊びに傾倒するクライマ－には儀式にも似て、ある種の希望の達成や憧れへの道程、アプロ－チ的な行為として楽しめる。

アイゼン（クランポウ）は、センタ－ジョィントや調節システムが格段に進歩して、以前の様な面倒な作業や手間は全く必要なくなった。半面、同時進行系で改良・発展して来た専用ブ－ツのソ－ル形状への、適合や相性が、やや複雑化して全ての条件をカバ－したり、兼用的に使える製品よりも、特化して専門的に分化した用具へと進歩は進んでいて、工業製品の常として、ある種の問題が生じ出している。売れる製品しか、製造・販売しないので、ある意味で使用者側の賢さや、工夫が要求されて、意外と豊富で便利な用具に取り囲まれながら、以前と同様に自分で手を加える作業が必要になっている。これが、少数ながら楽しいと感じたり、自信で用具に、触れる時間や作業の手間に伴なう、愛着感や用具の安全基準を再考させる機会ともなる。

前爪の出具合を自分で、簡単に調節できると言う理由で針金などを巻き付けて、簡易的な調節を行うのを、いかにも我が工夫と自慢している人達には、過去の先輩達が調節機能を持たなかった、単純な形状の鋳造アイゼンにビニ－ル・テ－プ等を、巻いて先輩から、後輩へと『夢』への継承を用具を通した記憶を、知る術は無いようだ。恵まれた消費社会の中で、登山用具は特に恵まれている、機能の不足を個人が改造したり、何かを付け足して補完するには、経験が不足している人が多い。

アイゼンぐらいは、自分の使うブ－ツに確実に適合する物を購入・使用すべきだろう。数年前から、冬の風物詩・評判で混雑し出している、裏六甲・範囲の多発している事故例の多くは、そういった基礎的な用具の不備や、低山だという勝手な楽観的な思い込みや、雪山を甘く見ての他者への宣伝、勧誘から引き起こされた事例が、あまりに多い。

新聞・連載で私が紹介記事を掲載したり、各新聞での魅惑的な凍る滝・取材を数多く引き受けて来た経緯や、個人的に多くのハイカ－の安全に寄与するだろうと、設置した危険箇所でのフイックスや支点整備にも、意図とは違う問題が発生し出したようで、今期も事故が起きないように願っています。

リコ－ル交換品『ペッツル・シャルレ／サルケン』のジョィント・バ－の調整作業、切断には金属用の鋸が必要不可欠。今回は、カ－ボン硬でも使用可能な２５０ｍ替刃を使用した。本来は、固定用バイス等で作業した方が、効率的で安全なのだが、ベランダで長年・愛用の彫金叩き台・丸太の上で意外と、簡単に切断できた。

愛用中『Ｃｈｒｉｓｔｔｉｎ Ｄｉｏｒ』オ－バ－パンツ

意外な事に、バッタモン（偽物製品）ではない、正真正銘MADE IN FRANCEの「クリスチャン・ディオ－ル製品」近郊の雪山ハイキングやドライ・テクニックの練習で、ツララからシシタリ落ちて来る水滴の中でも、快適に着用中のパンツ。

いつものファミリ－・ル－トからの入手物。サイド・ラインに伸縮性の高いストレッチ素材が使われていて、当然ながら裏生地は前面メッシュで軽量かつ保温性も充分、そして動き易い。下手な山用パンツよりも機能的、細部のパ－ツまで『Dior』主張していて、高額商品の見本みたいなヤツだけれど、泥道も平気で使用している。後ろのブ－ツは、一昨年に販売していたトリオレの、改良タイプに属する？
『SCARPA/CHARMOZ』この時期の、低山の雪山でも十分に使えます。

明日も、このセットで雪中活動の予定。

激安スキレット

ロ－カルなＨＳでは、夏休み終了後の限定期間のみ、野外用具・特に親子層に照準を定めた、夏のキャンプ用具コ－ナ－の雑多な、商品群を完売さす為に、かなりの割引率で販売する。特に『炭』は夏期の最盛期の半額以下は当たり前で、私は更に格安品を、そういった時期に翌年分として、必要量を確保するようになった。

そんな時期に、棚奥の隅に忘れられていたような、この小型スキレットを発見して、店頭表示価格を無視した、値切り交渉の結果、格安と言うよりは『激安・価格』で購入。アウトレットとかよりも格段に安い。
無論、名の知れたメ－カ－商品ではなく、お決まりの中国製「ロッジ・タイプ」の完全コピ－物なのだが、意外と丁重な仕上がりに鋳鉄の質も良い。こういうのをメッケモノと呼ぶ。

時々、自宅での食生活で使用中。今日は残り物の馬鈴薯と、同じく半端に残ったチ－ズを使った簡単メニュ、予め蓋を強制的にプレヒ－トして熱くしておくのが唯一のコツ。

数百円の購入・用具としては使い勝手も抜群。

硬軟・取り混ぜて降雨読

ドライ・フル－ツ・ケ－キを焼いてみようと、ル・クル－ゼ本を一冊。
『佐瀬稔・遺稿集／残された山靴』と、改訂版『芦生の森から』を、じっくりと読む予定。他、数冊は毎度の料理関係。

月末まで、加西図書館から。希望本・数冊、最近は地元の西宮を利用していない。
ガ－デンズ２Ｆに『Ａ＆Ｆ』が、あるらしいとか。

中国自動車道・事故多発

オバマ氏の大統領・就任式と期待の演説を深夜のＮＨＫで見てから、家族の元へ。
年末に大量に借りていた、加西の図書館へ本を返却して、家族の夕食用に『水餃子』を、皮から手作りして、夕食後に再び西宮へ帰宅。途中、降り始めた雨が、吉川を過ぎる辺りが急に強まり、横転したトラックや救急隊員が、忙しく動き回る軽車両を横目で見ながら、裏六甲辺りで僅かに雨交じりの雪。

（某・新聞）記者達の参加で企画・提案中の『冬季・実践講習』詳細を担当者へ送付、返事は期待出来そうな感じでした。２月初旬、辺りの最も自然条件の厳しい頃に、実施できれば良いなと思っています。

心に響く

昨年から、ゆっくりと読み進めていた『The Last Lecture/最後の授業』ランディ・パウシュ著を再び、読み返しながら年末に本屋で衝動買い、してしまった『COURRIER Japon/ク－リエ・ジャポン』の特別付録のオバマ勝利演説（対訳＆スピ－チ学者の徹底解説・付き）これが、中々良くて滅多に、この種類の雑誌を購入したりしないのに、この号は『日本人化するインド人の暮らし』と共に、読み応え、効く価値のある購入雑誌でした。

年末の長期・貸し出しで借りて来ていた加西図書館への、返却本が１０冊。
ダッチ・オ－ブン関係の数冊を、まだ充分に読めていません。

ランディ・パウシュ＋ジェフリ－・ザスロ－＝著の『最後の授業』は評判通り、感性や生き方、夢の続きを模索する少数派の人達には、共感、胸に響く良書でしょう。ＵＴの動画で何度も、見ていた内容ですが本には、さらに素晴らしい内容が含まれていました。

Randy Pausch&Obama この国では、気恥ずかしくて誰も、真剣に、そして純真に声を上げない『見果てぬ夢や、正義や理想』が語れる素晴らしさ。
言葉には、信じるに足る、力があると思えます。

LONG CURVED LIGING BAR

スカルパの『クンブレ』に合わせる為に、以前に購入しておいたベント・タイプのリンキング・バ－に交換しました。

現代のシングル・ブ－ツでアイスクライミング系の性能を重視して、ソ－ル形状が特化したタイプには、この交換センタ－・バ－を使用しても、幾分かの不満は残る感じがします。ブ－ツとアイゼンが同時進行系で、改良・進歩が進んでいないのか、メ－カ－間での製品開発と新製品の発売などの、時間的なズレが生じているのかも知れません。

交換品のＳＡＲＫＥＮが、届きました。

強度に問題が発覚し、リコ－ル商品として通知されていた『サルケン』の、改良製品が届きました。一昨年から使い始めた「左右非対称型ブ－ツ」に適合さす為には、『ベント・リンキング・バ－／ＬＯＮＧ　ＣＵＲＶＥＤ　ＬＩＫＩＮＧ　ＢＡＲ』を使用するしかないので早速、交換。私のブ－ツ・サイズでは、ロング・タイプなので、ヒ－ル部から数ミリ突起として、はみ出てしまうので切断する必要があります。

リコ－ル品と比較すると、カラ－が変更されたので、全体的に精悍さが増した雰囲気ですが、塗装やアンチ・スノ－が若干？低予算化？されているようにも感じます。