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電王戦・見たいもの

2014-03-17 13:51:26 | 日記
将棋盤をはさんで真剣に対局する姿ですね、やっぱり。

たとえ相手がロボアームであってもです。

そしてそれを乱すような要素は入れてほしくないものです。


その意味では第一局はすばらしいものでした。

ちゃんと将棋になっていましたものね。

そしてそれを台無しにしたのがあの無残なPVです。


視聴者が見たいのはショーアップしたプロレスではありませんよ、ドワンゴさん。

場外乱闘などはもってのほかですね。

それはプロレスのチャンネルでやってて下さい。

フェアなルール作りは確かに難しいのですが、それでも見たいのはCOM君と棋士とのまじめな対戦ですよ。


ソフトにバグがあるのは当たり前のこと。

今後も電王トーナメントに出場するソフトにはバグがあるでしょう。

事実、今回もバグで負けになったソフトもありましたよね。

そして運よくバグに当たらなければ今回の「やねうら王」のように電王戦に出場してきます。

そういう風に仕組みをつくったのですから、そうなりますね。


そうして運悪く電王戦の本戦でバグにヒットすればそこでCOM君は「フリーズして負け」ですね。

これもルールですからね。

10手目でそうなるか、20手目でそうなるか、神のみぞ知る世界です。

そうして「興行としてのその対局」はみごとに失敗となります。


さて、「興行の失敗の責任」はどこにあるのでしょうか?

開発者ですか?

いえいえ世の中にバグのないソフトなぞ存在しません。

そんなものができるのであれば、マウントゴックスはつぶれていませんよ。


そうするとどうしたらいいのでしょう?

開発者が「提出したソフトには致命的なバグがありました。」と申し出た時にはどうするのでしょう?

もちろん開発者にはそんなことを申告する義務などありません。

ルール上は「対局が失敗に終わる可能性」を黙ってみていてもいいのですね。


でもやねさんは申告する方をえらびました。

これはやねさん流の「開発者としての良心」とみます。

そうして批判する人もいますがけしてスマートとはいえない(失礼!)愚直な「やねうらお」の生き方そのものの様にみえますね。


「興行が失敗に終わるのはまずい。」

まあ、ドワンゴも連盟もそう考えますよね。

「それじゃ条件付きでバグをとるか」と。

ここまではまあ興行主としては当たり前の事です。


でもどうやらその後の対応がいけません。

両対局者を呼んでのドワンゴ、連盟、そうして2人の対局者の4者会談でしょう。

全ての当事者が特に2人の対局者が十分に納得した上での特例措置とする必要がありました。


でもやったことはと言えば、一人の開発者に全ての責任を押し付けるようなPVをつくること。

これではねえ、視聴者が納得する訳はありません。

あのPVを「面白がる」と読んでいたならばそれは視聴者を愚弄することであります。

そうは思いませんか、ドワンゴさん。


PS
「電王戦記」はこちらから入れます。

PPS
「正直者はバカを見る」ような対応をやっているとだれも正直に申告しなくなりますよ、確実に。

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