宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論 etc etc

人工細菌の誕生

2016-03-26 10:53:36 | 日記
どうにもすごい世の中になったようです。

人工生命の誕生ということの様です。

ゲノム編集の技術は行きつくところまで行きついた感がありますね。


自然に起きる突然変異を待たずに人の手によって進化が起きる、、、起こせる、ということであります。

先日、碁の世界でAIがあっという間に世界のトップレベルに到達してしまいました。

3000年かけて人類が歩んできた道を一年足らずで踏破してしまったのです、このAIは。

それと同じことが生命の歴史でも起きようとしています。

なんともはや、すさまじいことでありますね。


自然界に存在しない細菌、人工ゲノムで作製…倫理面で議論も<--リンク


最少ゲノムの人工細菌作製 米チーム、生命起源に迫る<--リンク


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電王戦・AlphaGoとは・・・

2016-03-18 12:07:44 | 日記
AlphaGoは、ディープニューラルネットワークを用いて実装された「value network」と「policy network」によって動くモンテカルロ木探索(英語版)を用いる。

まあこんな風にWikiには書かれています。


MCTS(モンテカルロ木探索)まではCrazyStone(2006年)が起こしたブレークスルーでした。<--リンク

そして今回のAlphaGoのブレークスルーはArakiさんによれば、<--リンク

1.遅いけど正確な行動評価関数をDCNNで作る(b)。

2.bを強化学習でさらに学習する(c)。

3.cを使った自己対戦により、状態評価関数をDCNNで作る(d)(これにより状態評価が15000分の1の時間で出来るようになった。)

そうしてたぶん行動評価関数「policy network」と状態評価関数「value network」を使ったMCTS(モンテカルロ木探索)で対局する、、、ということの様です。


そういう訳で、AlphaGoは盤面全体を見渡しての大局観にすぐれてはおりますが、モンテカルロ木探索の弱点である、「• 細く長い正解手順がある場合、 最善手が1手だけある、という局面が長手順連続すると、確率的に正解にたどり着かない」というものも合わせ持っている様であります。

・シチョウ : プレイアウトをパターンで強化して回避

・死活、攻め合い : まだ対処法は不明

(• 山下さんは、探索との組合せなどを試しているらしい)


PS
行動評価関数「policy network」<--13層のニューラルネットワーク(CNN)

枝刈り用のものである。(というよりは次の一手候補を戦略的に複数、選択する機能かな。)

「policy network」で有効な次の一手の候補を絞り、「value network」でその候補盤面の評価をする。

序盤はこれでしょう。

そうして終盤に近くなると、具体的にプレイアウトを実行して勝率を確認するものと思われる。

ソースはこちら<--リンク


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電王戦・AlphaGo対イ・セドル 第5局

2016-03-17 10:41:58 | 日記
こまかい勝負になりましたが、勝ったのはAlphaGoでした。(白持ち、盤面2目半勝ち+コミ6目半)

それでセドルさんのコメントは、

イ・セドル:AlphaGoが上手だと考えることはなかった。

まだ人間が十分にしてみることができる水準だと考える。

というものでした。


序盤、AlphaGoが石塔という手筋に入り込んでしまい、不利になりました。

デミス ハサビス(開発者)コメント:

先にAlphaGoが脈をよくつかめなくて序盤に失敗をしたものと見える。

以後微細な接戦を繋げていけるほど追撃戦を展開して形勢を回復した。

今回は興味深いことに、第4局の様に「失敗してうろたえる」という状況にはおちいりませんでした。

失敗の程度がそれほど致命的でなかった為と思われます。


他方、セドルさんは序盤での優位な展開に多少気が緩んだのでしょうか、上辺の攻めに甘さがあり、堅く守ってしまいました。

結局これがAlphaGoに有利に働いた様です。

人が打つ甘い手は将棋と同じで決してCOM君は見逃してはくれません。

そういう訳で、「韓国棋院、AlphaGoに史上初めて名誉プロ9段証授与」ということになりました。

ちなみにランキング サイトではAlphaGoはセドルさんを抜いて4位になっております。<--リンク

ですので、十分に実力をそなえた「名誉プロ9段」という訳です。


以下、対局後の記者会見から・・・<--リンク

イ・セドル:AlphaGoが上手だと考えることはなかった。

まだ人間が十分にしてみることができる水準だと考える。

そうした点で惜しかったという個人的な次元の言葉だ。
・・・
囲碁に対する理解よりは人間の創造力や色々な囲碁の格言にあった内容に疑問を感じた。

AlphaGoの手法を見て私たちが既に知っていたことが果たして合うことなのか疑問を感じた。

今後もう少し研究をしてみなければならないようだ。

あるいは
確かに実力的な部分よりは心理的な部分、集中力のような部分では人間がついて行くことができないので人間が勝つことは大変な相手であるようだ。


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電王戦・AlphaGo対イ・セドル 第4局

2016-03-16 09:01:15 | 日記
素晴らしい事にセドルさんが勝利しました。(AlphaGo投了)

78手目の「割り込み」が神の一手であった模様です。

AlphaGoは87手目に至って、ようやく自分の不利を理解したとのこと。

それまでは自分の勝率を70%と認識していた模様です。


さて、不利を理解したあとのAlphaGoの打ち方はかなり無謀なものであり、自分から自爆していく様なものでした。

AlphaGoの評価関数は勝率を計算するものであるらしく、次の一手は「最善手」ではなく「一番勝率が高くなると今までの学習で学んだ手」であります。

従って、十分な学習がなされておれば「次の一手」は統計的に見て「有効な一手」でありましょうが、不十分な学習ではそうはまいりません。

AlphaGo、どうやら「認識ミスをしたあとの対応の仕方」は十分に学習出来ていなかった様で、そのありさまは「初めてミスをして、どうしてよいかわからず、うろたえている」というものでありました。

こうしてAlphaGoが「自分はミスをすることがある」という事を理解しその対応方法を学習することが、次の目標になったことは明白であります。


さて、AlphaGoの評価関数は通常の場合は素晴らしいものであります。

その正確さははるかに人を超えています。

しかしながら、その評価関数は鋭いものではありましたが、非常にもろいもの、薄いものでありました。

そうしてセドルさんのとった戦略、分かりにくい碁、難しい碁の状況には耐えられず、刃こぼれが生じてしまいました。

まあそういうことになるかと思われます。

しかしながら、ここはセドルさんが褒められるべきでありましょう。

常人ではそのような「刃こぼれを引き起こすこと」は多分出来ないでありましょうから・・・。


PS
【AlphaGo】イ・セドルvsAlphaGo Googleディープマインドチャレンジマッチ第4局速報(※18:05更新終了)<--リンク

PS
セドル 記者会見 コメント

ひと勝負に勝っただけでこのように祝いを受けるとは思わなかった 。

今回の対局をする前に私が4-1あるいは5-0で勝利をする事と話した。

事実私が3-0で先んじてひと勝負を敗れたと仮定するならば、とても痛かっただろう。

かえって3連敗にあって勝利したのでこのようにうれしい事はない。

この喜びは今までに何とも、そして今後も何とも代えがたいものだろう。

本当にうれしい。

皆さんの応援のおかげで今日ひと勝負でも勝った事ではないかと考える。

感謝申し上げる。


ひとまずAlphaGoが露出させた弱点は二つある。

基本的に白番よりは黒番を大変とするのではないかと思う。

今日予想できない手が出てきた時一種のバグ形態で数手進行された。

考えることが出来なかった手に対する対応力が落ちる。

白よりは黒を難しがるという点もAlphaGoの弱点だ。


三連敗は国内対局のプレッシャーが大きな問題ではない。

基本的に私の実力が不足が原因。


衝撃が最初からなかったとは申し上げることができないが、対局を中断する状態ではなかった(笑)。

もちろん結果が良くなかったためにそのような話が出てくるようだ。

そこまで大きいダメージを受けた事ではなかったと申し上げる。


最後の5局では黒番で勝ってみたい。

白番で勝つことよりは黒番で勝つ方がさらに値打ちがあるので 、最後の5局は黒番で打ちたい。

グーグルに提案する。 (グーグルは受けた模様)


白78のワリコミは私は実際簡単な手だと考えた(笑)。

だが思ったより難しくて今回また負けるのではないかと思った。

その手を打った理由はそこしか打つところがなかったためだ。

その手以外はない手であった。そのように称賛を受けてかえって戸惑う。


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電王戦・AlphaGo対イ・セドル 第3局

2016-03-15 10:36:39 | 日記
やる気十分のセドルさん、またしても負けてしまいました。(投了・これで3連敗)

人が打つ碁は4つの隅と4つの辺、そてから一つの中央という具合にそれぞれ局地戦が展開される、、、という考え方が主流で定石が作られてきたようです。

しかしながら、AlphaGoにとっては常に戦いは「盤面全部」でありました。

一つ一つの局地戦を戦いながら、それと全体状況が常にリンクしている、人はこれを「大局観」と呼びますね。

そういう意味ではAlphaGoの大局観はもはや人のレベルを超えている様であります。


さて、今回セドルさんがとった戦法は「ガチの殴り合い」でした。

しかしながら、結果的に状況はすべてAlphaGoにコントロールされていました。

つまり、どこにセドルさんが石を置こうが、それは全て考慮済み、という状況でした。

その結果は、セドルさんの石はずたずたに分断され、他方AlphaGoの石は見事なつながりを作り出していました。

ボクシングでいえば、両者互角に殴り合っているようにみえますが、知らぬ間にセドルさんはコーナーに追い込まれている、そんな感じであります。

あるいは、セドルさんの繰り出すブローはすべてAlphaGoによって吸収されている、したがってAlphaGoにはなんのダメージも残らないかの様であります。


さて、今日は第4戦目です。

これまでの戦いをふまえて、どのような戦法でいくのか、セドルさんの戦い方が注目されます。

そうしてそれがAlphaGoに届くのかどうか、今までは全て見切られていましたが、今日はそれを変えることができるのか、注目されるところです。


PS
囲碁トップ棋士に完勝 人工知能に「大局観」 井山6冠「恐ろしい」<--リンク

ゲシュタルト チェンジが起こりました。

これを「終わり」とみるか「始まり」とみるかで、プロ棋士の真価が問われそうであります。

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【AlphaGo】尻尾を下ろした柯潔「私も勝率は5%」中国プロ棋士の反応<--リンク

強いものは強いものを知る、、、という事であります。


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