まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

10日間研修

2012年04月06日 04時55分20秒 | Weblog

10日間泊り込み研修で女性のお客さんが来てくれていた。

今日は一人で畑、何だか淋しい。


朝、夜行バスで福島から戻って荷物を持ったまま畑へ行きそのまま援農。
その日から10日間研修のスタートと色とリズムさんが1日泊ってくれて・・・と少し予定が詰ったけどそう大変ではない。
皆助けてくれるから。


10日間二階で泊ってもらって、朝一緒に畑へ、昼休憩を挟みまた畑へ、夕方自宅に戻るの繰り返し。
色々な農作業をやってもらう、鍬を持っての仕事は少し大変そうだったけど、いつも私がやっている事をそのまま。
私自身も畑作業が進んで助かる。

我が家の食卓は少し変わっていて、朝、昼、晩、野菜料理が並ぶ。
農家だから・・・。
畑で取れた野菜が食材の基本、「おいしい、おいしい」と気にきってくれたから嬉しい。


家族の一員として10日間いてくれた時間はとても幸せな時間だった。
子ども達とも沢山遊んでくれて・・・帰ったあとの次の朝、太陽はぼそっと「まきのさんは?」と、少し落ち込み気味の我が家。。
また、普段の毎日が始まる。




最近、人の繋がり、出会い、ここを訪れる人が増えている。
3.11以降小さなお話し会が始まり、畑に作業小舎が出来、必要な方がここを訪れるようになった。
それぞれが自分に必要な形で必要なことを持って帰る。
学ぶこと、感じること、考えること。

私たちには何気も無い日常だけれど、来る人には小さな光でありたい。


今回来てくださった方は9年間大阪で仕事をしていたが、辞めて実家の島根へ帰られる。
その希望に満ちたキラキラとした姿は私達にも多くのことを与えてくれた。
どんなことにも始まりと終わりがある。

始まりは春のようにエネルギーに満ち溢れ、どんなことでも出来る可能性を感じさせてくれる。
過酷な夏を越え、秋なんとも言えないあの空気は心を静めこれから向かう闇への準備をして冬へと終わりが訪れる。また必ずくる春。

この10日間も始まりと終わりで一旦完結し、再び始まりが来たように。。

終わりというのはとても大切なこと。
3.11以降仕事を辞めたというお話しが多い。一人身の方だけではない、子どももいて家族を持っている方もだ。

私の周りでは今という時間に一旦終わりを告げ、再びスタートをする。そこに希望を見ている人が多いように思う。

これは間違いなく希望の光だ。

私の世界では闇と光がせめぎ合っている。決して闇だけでは無い。
今は終わりと始まりの間なのかもしれない。



まきのさん!
ありがとう!!
また何時でも来てください。
またお会いできる日を楽しみに・・・。





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