まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

最後の日

2008年12月31日 21時33分01秒 | Weblog
今年最後の日かぁ。

お決まりの今年を振り返る。

 去年の今頃は農地を探している真っ最中だった。決まったのは一月中旬だっただだろうか。
 退職願いを出したのはその数日後。2月一杯で退職。一年満たないうちに辞めた。自分で言うのもおかしいが上司に可愛がられていた。
 就職して初めは出納、会計、営農と三つの仕事を同時に教えられた。まもなく出納、会計担当職員が長期欠勤することに。新人の私が代わりをすることになった。一支店の経理を任された。と言っても全く分からない。分かる人も支店にはいなかった。管理職の総入れ替えもあってゴタゴタの中にいた。

 帰ってストレスで吐いたときもあった。妊娠、出産した嫁もストレスを常に抱えていた。サラリーマンってこういうものなのだろうと思いながら日々を消化していった。

 こういう職場での緊急事態を乗り越えた事もあり上司には大事にされた。辞めると言うのは本当に辛かった。今思い出すだけで心が痛む。
 
 自分で何かをしようとすると自分の心の中で何かが犠牲になる。こういうものだろう。
 
そして就農。

今日でちょうど十ヶ月だがもう遠い昔のよう。

 今年一番の収穫は。人との出会い。「まつなが畑」として出会う人達は皆心豊かな人ばかり。こういう人たちに囲まれて日々を過ごすことができる。
 今でももちろん不安はある。何て言ったって生活が出来ていないのだから。でもその中に希望がある。それは遠い未来を見据えて今を過ごすことが出来るという事。

 十年後今のお客さんはどれぐらいいるだろうと思うけど。続けれているかも分からないけど。
 
十年後も今と同じ気持ちでありたいなと思う。

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