まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

関心

2009年01月09日 21時02分15秒 | Weblog
 太陽をカワイイなと眺めていた。やりたい事はあるのだけどまぁカワイイから眺めとこ。一緒に動き回るのは疲れるので横になりながら横着に遊ぶ。意外と機嫌が良い太陽。「太陽は見てるだけでいいんだなぁ」と嫁に言うと「大人も子供も無関心が嫌なんだね」と。


 今日初のセットの配達をする。お客さんに会いに行く。
 少ない件数を時間を掛けて回る。ほぼ一日仕事。宅配に頼めば一日潰すことはない。一週間の一日は本当に大きいこのメリットはあるのか?と疑問符をつける方は少なくないはず。そういう時間があれば栽培にもっと力を入れれば良いと思うかもしれない。

 就農する時一週間の内一日は広報活動にと外へ出ることを決めていた。初めは路上販売から始めたが警察に注意を受け中止。その後お客さんに会わずに一ヶ月。

 ある生産者の言葉に「農業で一番辛いのはお客さんの無関心」とあった。お客さんに野菜の質問をしていただいたり、私の話に“関心”を持って聞いてくれたりすることで私は“まつなが畑”への愛情だと思い心が安らぐ。だからお客さんの所へと足を運ぶのかもしれない。
 
 一ヶ月お客さんと会わなかっただけで“まつなが畑”の方向性が少しボケたのはお客さんの“まつなが畑”に対する“関心”が計り知れなくなったからだと思う。私達夫婦だけで幾ら考えたところで方向性は決まる訳がないという事を思い知らされた一日だった。

 つくづく“まつなが畑”はお客さまで作られていると思う。自分達のあり方がお客さんを選び、お客さんが“まつなが畑”を育ててくれると。 

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