まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

福島へ

2011年11月05日 02時40分32秒 | Weblog

嫁さんが先に書きましたが福島へ行きます。
今はその準備であれやこれやと少しバタバタ。

援農、何組かのご家族にお申し出頂いています。
ありがとう!助かります。
今日も手伝いに来てくれました!


福島行きはこのまま見過ごす訳にはいかない。知らなければいけない。
という気持ちから決めました。
農業という仕事を持って一週間時間を作るのは、その前後の調整と出荷の調整でなかなか大変なのだけど、嫁さんのお母さんとお姉さんがヘルプに来てくれる予定で、野菜セット定期便は一日お休みを頂いて、後は通常通りの予定。
その他販売はその期間お休みさせていただきます。

皆さんご迷惑をお掛けします。
ありがとうございます。



私の中では答えが見つからない原発問題。

原発は3.11以前から反対であった、うちのお便りでも常々その意思を示してきた。
しかし、3.11以降しばらくして反対の意思を持っていても、それを大きく言うことに抵抗を感じ始めた。

原発はあってはいけない。事故を起こしてはいけない。

だが起こしてしまった今、どうすれば良いのか?は誰も分からない。東電も政府も。起こらない事が前提にあった原発だから。


この資本主義経済の中、福島全土を立ち入り禁止区域にしてその賠償金を東電と国で賠償しようということは恐らく不可能だろう。
そんなことをしたら日本は傾き経済は滞り、さらに復興が遅れる。では?
憶測です。


反原発を言うことに抵抗をおぼえるようになったのは、恐らく多くの人が権利主張を始めたからではと思う。
「原発は危険」だと言っても3.11以前は無関心だった人たちが、いざ自分の身に危険を感じると、原発反対だ、汚染された食べ物を流通させるな、瓦礫受け入れ反対、とか、とか。

何故原発が存在して、何故無くならなかったのか?何故事故が起こったのか?は考えた上での反対だろうか?

自分を否定するのは怖い?
憶測です。


そして、日本が傾いても福島を守ろうと思う人たちはどれだけいるのだろう?
大規模なデモを見て思う。(今のデモを批判している訳ではなく、もし経済無視で福島にお金をとなると、また違うデモが起こるでのは?と思うから)





豊かさとはそれと同じだけの代償を払って存在するということ。
今の豊かさは誰もその代償を払うことが出来ないほど大きくなり過ぎた。
豊かさの犠牲は私たち日本人だけではなく世界中の国々も犠牲になっている事も知らなければいけない。
私たちは福島の人、多くの人を踏みつけて今立っているという事を・・
そして何時か踏みつけられるかもしれない、という事も・・・


解決方法は一つ私達が変らなければいけない。
一番難しくて唯一の方法。

誰かにその責任を認めてもらうのは大変なこと、でもその責任を自分で負うのはもっと大変なこと。
だから私は今を真剣に考えたい。

皆さまにご迷惑をお掛けしますが、福島へ行かせていただきます。

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