まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

均一

2011年01月21日 01時36分16秒 | Weblog
ここ数日名古屋へ出かけたり、子どもが風邪を引いたりとバタバタと時間が過ぎる。

そして、ようやく大根と人参の種を播く。
寒いこの季節のトンネル栽培は手間と資材のいる栽培だが、ようやく資材の選択も固まってきて栽培方法も感覚的に分かったきたように思う。
1年に一回の作業、資金も限られれば栽培技術ってそうすぐに身に付くものではない。
一年一年自分の中で一つづつ組み立てていくしかない。

こういう時、自分の栽培技術や知識が、農業が出来るほど持っていないことに気付く。
仕方のないことだけど・・・

焦る気持ちと不安を感じるのだが、こんな思いは横目に、更なるスッテップの場を整える為、資材や機械などに投資をしていく。作付や栽培方法、草の管理などなどを無い頭の中で常に考える。
こうして毎年、内にこもるこの季節を過ごしていく。



ようやく?だろうか。それとも就農して3年でだろうか。
四季と自分の心がリンクしていることを素直に受け入れられるようになり、身体と心が繋がってきたように思う。

今まではどこか季節による心の変化に気付かなかったり、心とずれた考えや思いが自分の中にあった。
それは一年通して均一を保つ力が意識しない部分であったからだろうと思う。

トンネルを張ると言うのもこの力の一つのようにも思える。

面白いもので農業の世界を見渡してもこの均一の力はすごい。
形や大きさを揃える為の品種改良。
夏、燃料が無くても作れる野菜をわざわざ暖房を焚いて作る野菜。
一年を通してある夏野菜と冬野菜。

都会では
夜が無くなり一日中明るい。
冬は暖かく、夏は涼しい。
夏も冬も同じリズムで行なわれる学校の授業や仕事もそうだろうか。

そして暮らしも一年通して同じ料理が出て同じ時間に通学、出勤と四季があっても同じリズムを保とうとする。


そんな都会で育ち、慣れた、私の身体だったけれど、この生活を始めて四季による心の変化にとても敏感になり、均一を保つことにストレスがあったことに気付く。




二人目が産まれ、出来ていた事が出来なくなり、色々な思いや考え、日々起こる物事に翻弄されながも

この冬はようやく内にあるものが少しづつ整ってきたように思う。。


マフィンと源助大根

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