昨日は台風が来るという事で台風対策をする。
通り過ぎないと分からない。
対策は出来る限りする。
ハウスのビニールを捲り上げたり、縛りなおしたり。
誘引出来ていない夏野菜を誘引したり、やり直したり。
畑にある被覆資材も回収して、散乱している資材をまとめビニールシートで包み重しを置く。
ズッキーニは広い葉が風を受けて裏返り茎が折れればその株は収穫できない。
上からビニールの紐で押さえつける。
研修生のこうちゃんと合羽を着て雨の中する。
予報は夜に来るという事だったが帰って予報を見るとすでに和歌山を通り過ぎていた。
被害と言う被害は無く。
おかげで畑の作業が進み片付いた。
我が家はテレビが無いのでこういう時、初めの情報は周りの人から入ってくる。
今回は嫁さんのお母さんから。
農業をしていて情報が遅いことで不便さを感じる事は余り無い。
世間話しをしていれば基本的な情報は入ってくる。
近所のおばちゃんの天気予報は抜群に良い。
私たちの暮らしは穏やかだ。
野菜が出来なかったり、天災の被害があったり、落ち込む事もあるけれど今となっては苦労ではなく、当たり前にあることとして日々の暮らしにある。
のし上がる為の努力をして失敗すれば苦労かもしれないが、私たちはのし下がる生き方を選んでいるのかも知れない。
才能と言われる才は無いけれど、野菜だけは作れる。
誰も作れない野菜ではなく、誰でも作れるただの野菜。
何時か「私は百姓です」と自信を持って言える時が来るかな?