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将棋の日記

第2回 将棋電王戦(総括)

2013-04-20 21:25:44 | ネットソフト情報
毎週の土曜日に電王戦を、ニコニコ生放送で見るのが恒例になりました。
将棋ソフト側から見て、3勝1敗1分となりました。

全5局を通じて、将棋ソフトが現役のプロ棋士に勝つまでなったのか?
という印象を改めて感じました。

つまり、それだけ評価関数の精度が上がったのだと思います。


また反面、ハードの進歩が社会的な背景があったと思います。
ソフトの技術面よりは、ハードの進歩の方が強い印象です。

つまりどういう事かと言いますと、マルチコアのCPU、メモリーの増設のハード面が10年前とは違って、格段と増したことです。
もう少し細かく言いますと、マルチコア用のコーディング技術、メモリーを自由に使えるコーディング(配列を自由に使えること)によるハード面に合わせたソフト面の技術の進歩があることです。

CPUがマルチコアになったので、クラスタ構成でも読み数が、増えることも可能にしたことです。

昔は、データベースの世界でも、プロッピーに収めるためにメモリーまでも計算に入れてコーディングをしていたと話もあります。
現在は、メモリーの増設があるので、メモリー管理は、そんなに細かく管理する必要がないです。

また、スパコンではどうなの? とコメントがありましたけど。
クラスタ構成をすれば、スパコンに近い環境を作れるので、それ程は変わらないと思います。

プロ棋士は、将棋ソフトの開発者に負けたという印象が強いと思いますが、私はハードの進歩が、それを可能にしたと改めて思いました。
ハード面で強く成れることは、お金を払えば強くなることと同じことになります。


個人的には、今後の課題はソフト面の改善だと思いますので、同じマシンを使って、対戦させる必要があると思います。


また、プロ棋士に勝てる将棋ソフトであれば、将棋ソフトの定跡を作成することも可能ではないかと思いました。

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