将棋世界１１月号

10/3日、発売の将棋世界（１１月号）の「連盟の瀬川さん（P176）のQ2」に私の茨城県　ロジカルスペースより質問に瀬川四段が答えてくれました。
今日は、なんだかとても嬉しい日です。

===== 2008/10/31 11:00 追記 =====
Q（質問）
ドラマ「ハチワンダイバー」を見て、主人公の菅田さんが奨励会をやめるときに「退会駒」をもらっていました。　瀬川さんももらったのですか？
また、奨励会をやめた菅田さんが真剣師として活躍する姿は、瀬川さんがアマチュアで活躍していたことにダブります。
瀬川さんは菅田さんの活躍を、どのように見ていますか？
（茨城県　ロジカルスペース）

A（回答）
まず退会駒ですが、僕ももらいました。　当時は「将棋をやめようという人間に、これを渡してどうするのか」という疑念を持っていました。　まあ、記念ということなんでしょうけどね。
奨励会を退会して下宿を引き払うときに、将棋の本や自分の棋譜はすべて捨ててしまったんです。　そのときによほど駒も処分してしまおうかと思ったのですが、なんとなく捨てるのははばかれて取っておきました。　で、しばらくアマチュアとして将棋を始めたときに、部屋の隅に置いてあるのを思い出して開けたんです。　キレイなツゲの彫り駒で、いまも研究に使っています。
あ、そうそう。　プロ編入試験に合格したときに「返しなさい」と言われるかと思ったんですけど、さすがにそんなことはなかった（笑）。　そういえば、退会駒をもらってプロになったのは、いまのところ僕一人なんですね。
「ハチワンダイバー」は楽しく読んでいます。　真剣師の世界はよく分からないのですが、たしかに菅田君と重なる部分もありますね。　奨励会をやめた挫折感、そして真剣の世界で強くなって自信をつけていくところに共感できます。


※実は将棋世界の発売日の１日前に、掲載されることをしりました。　それは、記念の「将棋棋譜ノート」が編集部から送られてきました。　それで、知りました。