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将棋の日記

第56期王将戦第3局 2日目

2007-01-25 22:19:11 | 棋譜解説(タイトル戦)
第56期王将戦第3局 2日目

<参考棋譜>
毎日インタラクティブ

解説はプロの解説ではありません。
アマ二段のLogical Spaceの解説です。

封じ手(45手目)は、▲7四歩でした。
47手目、▲7二歩は手筋の歩です。 しかし、先手の歩切れに成ります。
51手目、▲6一角成です。 でも、冷静に局面を見ると先手の2歩損です。 ▲9四香が遊んでいる感じもします。
60手目、△8六歩です。 先手、▲同歩だと、△6五角が▲9八飛と▲4七歩を狙いになります。 △8六歩は、厳しい手だと思います。
62手目、△6五角です。 後手の筋に入った感じがします。
64手目、△4六歩です。 昨日、9筋の先手の攻めを凌げれば、後手は4筋と1筋の攻めがあるので、善悪は微妙だと思います。と書きました。
9筋の攻めを凌いで、4筋からの攻めです。先手にとっては嫌な展開です。
66~68手目、△3八馬、▲同金、△4七歩です。 後手は、大駒を切って、小駒で攻める、穴熊崩しの指し方です。 今後、9筋を相手にしないければ、後手の方が指しやすい展開です。
70手目、△9四香です。 9筋を清算して、4筋を攻めれば後手の理想的な展開です。 後手は、△3二金、△4二金の2枚金(金無双)なので、飛車の打ち込みには強い形です。 反面、先手は▲4七金なので、飛車の打ち込みには、弱い形にされています。
74手目、△3八金打です。駒の損得では、後手の金と飛車の交換で若干、後手の損ですが、先手の穴熊の囲いを崩しているので、攻めが続けば、後手が指しやすいです。
76手目、△4八歩です。 小駒を使って攻めをつなぎます。 将来、と金攻めを見ています。
77手目、▲9二飛成です。 ▲同金、△同金、▲同飛、△4七歩が見えているので相手にしないのでしょうか?
82手目、△5五桂打です。 攻め駒は、持ち駒の角、香。 盤上の△5五桂と△4九とです。 一般的に4枚の攻めは切れないと言われます。
96手目、△4九飛打です。 先手の玉は、▲1九玉⇒▲4七玉まで移動しました。
99手目、▲8一竜です。 先手は、後手の玉に迫る手順がありません。 冷静に見ると、後手の金と(角と歩3枚)との交換です。
100手目、△5五桂打です。 後手の玉に迫る手順がないのを読みきった感じです。
112手目、△4九竜です。 先手の玉の詰みです。
114手目、△5五桂打で、先手の投了です。

後手の勝ちです。

これで、王将戦7番勝負は、羽生王将の2勝1敗になりました。

戦形は、先手(佐藤棋聖)の向い飛車穴熊でした。

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