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将棋の日記

有限だけど無限の可能性

2010-04-29 11:17:56 | 将棋ソフト情報
27日(火)のPM10:50にNHKの番組に羽生名人が出演されていました。
漫才コンビの爆笑問題との対談でした。

その中で、羽生名人は将棋は10^220(10の220乗)あると言っていました。
有限だけど、無限に近い可能性があると・・・。


10^220 とはどんな数字なのか? とネットで調べてみました。

平均の「次の1手」の指し手は、80通りの手があるそうです。
1局の将棋が平均115手で終わるそうです。

なので、平均の変化は80^115(80の115乗)となります。
高校の数学Ⅱの自然対数より計算をすると、80^115(=10^218.86)となります。
おおよそ、平均の「次の1手」の場合の数と、1局の総手数より10^220の変化があることになります。


私が実践で指す時やプロの指し手の「次の1手」を考えてみると、平均5-10通りぐらいだと思います。
5^115 = 10^80.38
10^115 = 10^115
なので、1局の変化だけでも、10^80-10^115 の変化があることが分かります。

よく3手先を読むと言いますよね。
この計算によれば、5^3-10^3 なので、125-1000通りの変化があることになります。
5手先を読みとは、5^5-10^5 なので、3125-100000通りの変化があります。

ときどき、森内九段がプロでも5手先を正しくは読む事が難しい発言がありますが、10万通りを読み切るのは難しいのでしょうね。

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