岐阜、大阪行き(2006/2/6—2/8)
2006年2月6日
8:37 ひかり365号広島行き
ひさしぶりの新幹線である。さっそく一言言いたくなる。(多分今日もたくさん言いたくなるだろう)
こごと1.東京駅の通路の「新幹線乗り場」と書いてあるところへ行くと、JR東の新幹線なのである。今日も時間に余裕のないご婦人が、大阪方面に行こうとして困っていた。なぜ「東海道山陽新幹線乗り場」、「東北上越長野山形秋田新幹線乗り場」としないのか、長ったらしくていやなら「JR東海・新幹線」「JR東・新幹線」、これでも読み間違うこと請け合いだけど、単なる「新幹線乗り場」じゃ、わかんないでしょう。
こごと2・車内販売からコーヒーを買う。「砂糖、シュガーお使いになりますか」と、わけがわからんことをいう。もうすこし考えながら働いてね。
こごと3・300系ひかりは、1から5号の自由席のうち3,4が喫煙車である。禁煙車に割り込んだ配置とはなにを考えているのだ。自由席は全て禁煙にしなければならない。吸いたい人は指定を取ればいいではないか。
パソコンで将棋をするうちに2時間で岐阜羽島着旧友M君が迎えにきてくれた。今回の旅はM君との将棋、そして久しぶりの大阪地区鉄道乗り、私はオールド鉄道ファンなのである。
お天気が悪い。どんよりと曇り、今にも雪でも降りそうで、長良川の堤防、墨股一夜城など車を降りないでみる。
(ここを参照http://www.nisimino.ne.jp/sunomata/)
うなぎをご馳走になってすぐに将棋をはじめる、M君の盤と駒は名人級の対局にもふさわしいすばらしいものである。5回勝負は2対3で勝ちを譲ったが、今回は、アマ4段をかなり苦しめたつもりである。新しい屋敷は、空気のよい郊外に位置し、奥様の手で美しく飾られている。料亭のような手料理がまたすばらしい。うらやましいことだ。
紀子さまご懐妊の2月7日
こだまで雪の関が原をこえて米原まで行き、在来線に乗り換えて彦根、安土と途中下車をする。
こごと4・大阪市内行ききっぷは途中下車の時、自動改札機が通らないのはどういうわけか。いちいち有人通路を通るのは面倒ではないか。
安土城の図面が最近発見されたそうである。それをもとに作った、天守閣を模した建物が駅前にできていて、それを見て、つい降りてしまったが、いいアイディアである。そこここに歴史資料がある町内を1時間ほどあるく。
(安土町http://www.town.azuchi.shiga.jp/tourist/index.html)
新快速を乗り継いで大阪へ、130㌔の運転はさすがに速い。「制限120㌔」なんていう標は関東人にとっては、まことうらやましい。大阪環状線で弁天町に、大阪交通博物館にたちよる。万世橋にあった義経号が、ガラス張りの部屋に大切に保管されていて懐かしい。この機関車も北海道で活躍の後、どんな理由で大阪まで来てしまったのだろうか。
(義経号http://www.asahi-net.or.jp/~PI5K-UN/hozon/kagakukan.htm)
市営地下鉄1日券850円を購入。バスもOKで、ビジネスにも便利だろうと思う。地下鉄乗り継ぎのニュートラムで、港湾地区を空から見学したり、大阪城近くのビジネスパークにいったりする。大阪の地下鉄も乗り換え通路が非常に長くて不便である。ほんとに便利に作れば、赤字になっての値上げにも文句をいはないだろうと思うが。いや赤字にはなりにくいとも思うが。
こういう電車乗り放題の旅は、本当は学生時代にやりたかった。
スーパーホテル5,980円
部屋は清潔で、バスタブもやや大きめで文句はない。寝心地のよい大型ベッドがセールストークで、ふとんの柄も気に入った。黄色い大型の看板さえ気にならなければお勧めである。大阪には同ホテルで「天然温泉つき」があるが満室だった。部屋でインターネットもOK,、食堂ではパソコンを借りることもできる。
それにしても大阪ではビジネスホテルが激戦で、パソコンで検索すると1600円、2100円から目白押しですよ。
明日の予定を立てる。姫路きっぷ2600円と言うのにしようと思う。別に名鉄、近鉄、南海3日間5000円もお得だ。この次使ってみたい。
2月8日(水)
道行く人をながめながらブッフェの朝食を食べる。、簡素ながらなかなかおいしかった。
さて、件の姫路きっぷは肥後橋の駅には売ってなくて、梅田で買ってほしいとのこと。阪神+山陽=2,500円、これに+市営交通で2,600円。大阪市内がわずかに100円となる。
姫路から大阪出張の人にものすごくメリットがある。
ちなみに大阪―姫時間は片道1250円。
こごと5・このきっぷは梅田など、定期券売り場にあるので肥後橋駅では買えない。梅田までの切符は払い戻しできない(規則ですから)とのことで200円損してしまう。
また、山陽車内では、2,500円の所2,000円という広告が貼ってあるが、市交では割引なしである。われながらせこいことを言ってすいません。
ついでに細かいことを言うと、JRは1450円と開きがあるが、所要時間は阪神山陽90分 JR60分と、JRの圧勝である。
しかし、JRは去年の事故で有名になったように、130㌔運転のほかにも、停車時間を極端に切り詰めていて、止まったとたんにドアを閉めて発車と、なにしろ余裕がないのだ。
先頭車に乗ったら運転手が居眠りしていないかよく観察することだ。
阪神電車のホームに行くと、ちょうど姫路行き直通特急9:14発が発車するところだった。山陽車両で、すべてクロス座席である。(阪神は中間車のみクロス、クロスとは前向き2人掛け)停車駅は馬鹿に多い。お客は少ない。さらに神戸高速を過ぎ、山陽区間に入るとまだ乗っているのはほんの数えるような人数である。
線路や駅のインフラはほぼ大手並みなのに経営は大変であろう。この乗車率では日中2~3両でも十分なのに阪神と同じ6両で運転するのだ。
須磨、明石を過ぎて、いろんな珍しい名前の駅にも停車して終点の姫路に着いた。
姫路の駅前通りをお城まで歩く。お城の周辺は美しく修景され、倉敷化が全国におよんでいるのが判る。武家屋敷跡の庭園好古園に寄る。茶室で一服をいただく。
着物の(元失礼現)美人多数が話し相手をしてくれる。書写のお寺、円教寺がとてもいいところだと薦めてくれた。
こごと6・ところが、入り口のおねえさんの、バス停への案内が悪く、書写行きのバス停がないじゃない。あなたの言ったとおりに行ったのだが。仕方なく食事をして帰った。また一度きます。
ここは駅前通り一本西の普通の道だけど、客引きお兄さんが2人ほどいた。とても寒い。あるいているのは私だけというのに。「きれいなおねーさんいますよ、30分6000円でいいですよ。」お昼から鴨が来たりするのだろうか。
姫路切符のパンフレットに、鶴林寺という魅力的なお寺の案内があった。聖徳太子ゆかりのお寺だそうである。尾上の松という駅から徒歩というので、この各駅停車駅におりてみた。 ちょうど冷たい風が吹いてきて寒い。見渡すとタクシー、バスの類はなさそうだ。意を決して歩き始めた。かなりの距離があることがわかった。
小雪交じりの強風のなかで、修行という言葉を思い出した。 30分ほど夢中であるいてやっと鶴林寺の山門についた。入門券売り場のお坊さんがさむそうにしている。私のほかに参拝客はいなさそうだった。
(鶴林寺http://www.kakurinji.or.jp/mainpage/top-kakurinji.htm)
かえりはタクシーを呼んでもらう。
途中山陽新幹線高架橋の下をとおる。コンクリートがはがれた跡がたくさんある、
今の言葉で言えば偽装新幹線ということになる。見上げると天井部分はすべてネットで覆ってあるのだった。
帰りは阪神車両による直通特急に乗る。新型で感じのよいインテリアだ。すっきりしているのは荷だなのうえの壁に広告がないせいもある。東京付近では考えられないことだ。
新大阪駅につくと東京行きひかりが出るところであった。うしろの2号車自由席に乗ると、スピードを落とすとき、がくがくと振動がくる。行きにはまったく気にならなかったので、前のほうが乗り心地がよいのであろうか。
こごと6・パソコンが3時間は持たないので電源を探すと、車端座席の下に100v20Aと書いたコンセントが見つかった。ありがたい。ところがプラグを挿そうとするとT型になっていてはいらないのだ。
JR会社はまだまだフレンドリーじゃないね。新しい700系など、あるいはグリーン車では可能なのだろうか。
こごと7・もうひとつ言うと、われわれ老人用のジパングクラブ切符を使うのは、あまり愉快じゃないね。
あーできない、こーできないと制約ばかりである。今度の4月からはまたこうできなくなりますと毎年いわれるのだ。
だいたい「のぞみ」に乗れないとは何事だろう。
こごとが多くなっちゃったけど、読んでいただいてありがとうございました。
今日はJRさんに読んでもらいたいです。
THE END
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます