益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

オフシーズン

2006-01-28 22:58:13 | Weblog
 1月の下旬、益子はオフシーズンです・・・とは今までも何度も書いています。益子に限らず観光地はどこもそうだと思いますが。そこで今日はオフシーズンについてです。
 オフシーズンとオンシーズンの差があるのが観光地で商売をしているもののよいところでもあり、悪いところでもあります。よくいえばオン・オフがはっきりしていて働く時に働いて、遊ぶ時は思いっきり遊べる・・・みたいなことを売り文句にしていたりもします。小生も当初は正直そういう暮らしがいいなと思っていました。でも実際はなかなかそうもいきません。毎日の積み重ねというか体にも慣れがあり、そうころころオンオフと切り替えができず、体がついていかないことが多いといいますか、オンシーズンの方が忙しく、体力的にはもちろんきついのですが、オフシーズンの方が気が抜けるのか体調を崩すことが多いです。結局は毎日の積み重ねというか、オンとオフ、メリハリのきいた生活というのは肉体的にもけっしてよいとはいえず、例え忙しくても毎日規則正しく同じリズムで生活することが結局は一番体にもよいようです。
 あとはやはりオフシーズンは精神的によくありません。やはり売上が少ないと常に不安がつきまといます。オフシーズンだからといって遊びに全力を尽くせるという人はよほどもともとお金のある人だと思います。ほとんどの経営者の人はオフシーズンは胃が痛い思いをしながらすごしていると思います。肉体的にもオフシーズンの方が体調を崩しやすいと書きましたが、精神的にも、聞くところによると商売をしている人がうつ気味になりやすいのはオフシーズンが多いらしいのです。小生はうつとかはいまのところ無縁ですが、これがスキー場やゴルフ場といった天気がもろに関係のある商売の人はさらに何倍も精神的にしんどい思いをしていると思います。
 とまあ、暗い話をしましたが、逆にオフシーズンがあるからこそやっていけるというのもあります。1年中ハイシーズンでは、それはそれでやっていけないと思います。中にはオフシーズンは1ヶ月まるまる休んで、毎年海外旅行に行くというような経営者のかたもいます。
 小生は今のところオンもオフも関係なく、やることだらけといった感じで毎日をすごしていますが、落ち着いたらオフシーズンは大好きな富良野へ行きのんびりすごす、というのが目標でもあります。
 オフシーズンを余裕をもってすごすというのが、観光地の商売人としての目標でもあります。・・・それはいつになることやら・・・。