益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

あいはらさんのジャム

2008-02-29 23:12:19 | Weblog
 益子の奥のほうに、あいはらさんというそれは素敵な暮らしをされている方がいます。
 山羊と鶏と犬と猫とともに、山小屋のような家で、無農薬野菜を作りながら生活しています。前は糸を紡ぎつつ機織りをやっていたのですが、最近ジャム作りをはじめました。そんなわけでそのジャムを益古時計にも少々おすそ分けしていただいております。スーパーやなんかで売っているジャムとは一味も二味も違ったおいしさです。
 もろもろの事情があり、あまり詳しくは書けないのですが、とにかくその生活ぶりがなんとも素敵な方なのです。益古時計も当初は、あいはらさんのお家みたいなイメージでというところからスタートしたのですが、そこは一般住宅と、宿泊業&飲食業の違いで、法律上の問題と予算上の問題で、出来上がってみればまったく違ったものになってしまいました・・・。
 益古時計がオープンしてからは何かと忙しく、お宅にまでなかなかお邪魔することができなかったのですが、久しぶりに訪ねて、やっぱりいいなと思い、いま建てている小屋はできる限りあいはらさんの家みたくしたいなと改めて思いました。
 ほんとはまだまだ書き足りないのですが、本人もあまり書かれるのは好まないとも思いますし、キリがないのでこの辺でやめておきます。
 僕はあいはらさんのような暮らしをしている人がいるからこそ、益子を好きになった、そんな気がします。というわけで、そんなところで作られたジャム、よろしければご賞味ください。
 
 

見て見ぬふり

2008-02-26 10:09:27 | Weblog
 オーナーだからと言って、経営だけでお店はスタッフにまかせるのではなく、あくまで自らお店に立つことが大事だと思っていると前に話しました。今もその気持ちに変わりはないのですが、正直、最近は以前に比べればお店にたっている時間がかなり減りました。
 ひとつの理由にはカミさんの出産により、いままでカミさんがやってくれていた裏方的な仕事も僕がしなければならなくなったという部分もなくもないのですが、いまはスタッフのバランスを考えてそうしています。
 オーナーである僕が、「オレがオレが」で先頭に立ってすべてをやっていては、それはそれでどうなんだろうと思う部分もあるからです。ある方は、「しょうがないなぁオーナーは、くらいにスタッフに思われる方が、逆にお店はうまくいくもんだよ」なんてことをおっしゃっていました。まあ確かにそれも一理あるなとも思います。
 益古時計がオープンして2年半、良くも悪くもスタッフが成長してきたということもあります。任せられるようになってと思う反面、任せきれない部分もあるというわけです。カフェのランチタイムでも、よっぽど混まない限り、今はスタッフだけでも充分できているのですが、やはり細かい部分で気になる時がけっこうありますし、スタッフだけではお店を俯瞰して見れないといいますか、全体を見渡すような動きがなかなかできていないと感じることがあります。また抽象的な言い方しかできないのですが、お店の雰囲気というか、空気を作ると言いますか、空気を読むと言うことがなかなか難しいのかなという気がしています。
 そんなわけで、いまはオーナーとして、あえてだらけている部分を作っていたり、はたまた何かあっても見て見ぬふりをしたりと、わざとそうしている事が多いのですが、見て見ぬふりというのも逆にけっこう疲れるものだなと感じたりもしています。
 オーナーというものは、お店全体とスタッフのバランスを見極めるのが何より大事であり、そして何より難しいものだなと思いつつ、前へ前へ、押しの一手ばかりだけでなく、時に引き、一歩下がることも必要な時もあるんだなと思いつつ日々過ごしているのでした。
 というわけでお店に来たら、僕はけっこうフラフラしているように思われるかもしれませんが、フラフラを演じているのでご了承くださ、・・・っていうか本当にフラフラしているだけだったりして。
 

半年以上ぶりに・・・

2008-02-23 21:47:50 | Weblog
 今日の午前中、少々時間ができたので実に半年以上ぶりに玄関付近のアプローチの大谷石を敷く作業を行いました。半年以上ほったらかしの大谷石をいいかげんなんとかせねばと久しぶりに精を出しました・・・といっても小1時間程度ですが。
 最近は客室清掃も基本的にはスタッフがやっていますし、小屋を建築中と言ってもこちらはただ図面を見てああでもないこうでもないと言っているだけで、実際建てているのは大工さんなので、外で体を動かす肉体労働的な仕事はろくにしていなかったので、久しぶりで体が悲鳴をあげつつも、でもなんだか気持ちよかったです。
 やっぱりたまには体を動かさないといけないなと改めて思った次第ですが、久しぶりにツルハシで地道に土掘り作業&一輪車で土運びをしたのですが、自分のなかで忘れかけていたものをちょっと思い出すことができたような気がしました。
 どういうことかと言いますと、今はなんでも「早い・早く」こそが美徳とされていますが、果たして早いことがすべてにおいていいことなのだろうかということです。土掘り&土運びも機械の手を借りればあっという間に終わってしまいますが、人力でやると当然時間がかかります。でも機械でやるには得られないものがそこにはあると思いました。とにかく今はなんでも早く早くの時代です。自分自身も知らず知らずのうちになんでもかんでも早くやることがあたりまえのようになっています。とにかく今の世の中はサイクルが早いです。そして知らず知らずのうちに心のサイクルまで早くなっているのではなだろうか、そんなことを土を運びながら考えていました。暗算がそろばんになり、そろばんが計算機になり、計算機がパソコンにというように、とにかく便利になりましたが、逆に自分自身の計算能力は低下する一方です。ナビが発達すればするほど、逆に方向音痴が増えているような気がしてなりません。
 とまあ、スミマセン、自分で書いてて話がそれていき、わけがわからなくなってきましたが、機械に頼るばかりではなく、時には自分で体を動かし、汗を流すことは大事な何かを思い出させてくれるものなんだなと、そんなことを感じました。
 正直、カミさんやスタッフ、はたまたお客さんからも、「重機でやれば早いのに」と何度も言われたのですが、やっぱりそれじゃやる意味がないんだよなと今日作業をして改めて思いました。
 ・・・と、文章がまったくまとまっておらずスミマセンが、来週の平日は、これまた幸か不幸か宿泊の予約はあまり入っていないので、なにやかんやとあれこれ考えながらもアプローチ作りに精を出したいと思います。

労働時間

2008-02-21 22:28:15 | Weblog
 いつだったか忘れましたが、若かりし頃こんなことを思ったことがあります、「定時に帰るような仕事はしたくない」と。つまりは、いつも書いていますが、僕が仕事に求めるのは、お金でも安定でもなくまずはやりがいだということです。だから決まって定時に帰るような仕事はしたくないと思ったというわけです。
 昨日、所用があり21時過ぎに帰宅したのですが、帰宅途中に通りかかった知り合いの会社の社長さんの敷地内にある工房は、まだ電気が点いていました。また、益古時計近くのローソンでは改修工事があり、ここ1週間ほど休業していたのですが、工事が終わったらしく、店員さんがみんなで一生懸命、棚に商品を陳列している様子が見えました。そしてこれまた益古時計近くのカフェも、とっくに営業時間は終わっているのに、まだ灯りが点いていてスタッフの人が作業しているようでした。「ああ、みんな頑張っているんだな」そんなことを思いながら帰宅しました。
 そんなことが昨日あったので、いろいろと思い出したのですが、いつもお世話になっている珈琲舎雅さんは日中はお店の営業をし、それこそほぼ徹夜に近い状態で夜中に焙煎作業をしているような話もよく聞きますし、益古時計に配達してくださっている食品会社の人も朝は4時頃に、もう出社しているような話を聞いたことがあります。またリネン屋さんも先日は朝の7時前に配達に来てくっださっていました。さらには当ブログにもコメントをお寄せくださっているチョコ会長さんのブログを拝見したところ、チョコ&カフェのお店を開くにあたり、毎日深夜まで作業されているようでした。
 ・・・と、なんだかすっかり長くなりましたが、つまりは僕の周りには定時で出勤したり、帰れるような仕事をしている人は少ないわけで、みんな頑張っている人たちばかりであり、そしてみんな素敵な人たちばかりだなと思った次第であります。
 そういう僕はと言いますと、いまは朝は5時半には厨房に立ち、夜もなんやかんやで12時近くまで作業をしています。まあ僕のことは別にどうでもいいのですが、みんな頑張っているんだなと改めて思い、改めてみなさんから刺激をうけたというわけです。
 てなわけで、僕自身はそんな感じで朝起きてから、夜寝るまで、だらだらとずっと働いてるような感覚なのですが、益古時計のカフェ&ギャラリーの営業時間は8:00~18:00です。パンを作るえみぱんを除けば、スタッフは基本的にはこの時間、もしくはこの時間内での出勤となり、とくに残業があるわけでもありません。主婦だったり、他に仕事を持っている週末だけのスタッフだったりはそれでもいいとは思うのですが、残業もない定時で終わるようなこんな体制で、余計なお世話かもしれませんが、スタッフの人生を考えると果たしてこれでいいのだろうかと最近は疑問に思ったりもしています。スタッフにも働くということは、お金や安定よりも大事なものがあるということを、自分なりに伝えられればと思ってはいるのですが、なかなか難しいなとも思わずにはいられない今日この頃です。
 頑張っている人をみると、自分も頑張らなきゃと思うものです。僕自身も、誰かが僕の事をみて、頑張ろうと思ってもらえるような人間になれたらなと思います。

危機感

2008-02-19 19:20:51 | Weblog
 またまたぶっちゃけトークをすると、2月はかなり暇です・・・。「のんびりした日々をすごしております」なんて書けば読んでいる人の受け止め方も違うのだろうと思いつつも、ついついストレートに「暇」と書いてしまいます・・・。
 2月は2週続けて週末に雪が降ったのもかなり影響していると思うのですが、その分、先週末はようやくなんとか混み合いました。でも2月に関しては今のところ忙しかったと言えるのは、その週末くらいです。
 そんなわけで、けっこう危機感を感じているのですが、雪が降ったからしょうがないとか、益古時計だけではなく、益子の町全体が暇そうだからしょうがないとか、そんなのは言い訳というか、責任転嫁でしかないと思います。
 以前にも書きましたが、暇なときこそ、暇だと嘆いて終わるのではなく、じゃあどうすればよいかと考える、逆に言えばチャンスの時でもあると思うし、暇なときこそ頑張れるかどうかが、いいお店になる条件のひとつでもあると思います。
 去年の2月は暖冬に加え、パンとスープの企画展を行ったので、客足は大変よかったのですが、今年は寒いうえに1月2月は地下の個展スペースも閉めていますし、企画っぽいことも何もしていないので、暇なのはある意味当然かなとも思います。やっぱりただ待っているだけじゃお客さんはこないと改めて思ったりもしています。
 ただ、今年に関しては子供の出産もあったので、無理はできなかったと言うのが正直なところです。そして、この子供のこともある意味そうですし、小屋建設のこともそうですし、スタッフ募集のこともそうですが、今の利益のためというよりは、先を見据えた今後に向けての準備期間のような感じの月でもあるように思います。前向きに捉えると、益古時計がよりよいお店になるために今は我慢のときなのかなといったところです。
 そんなわけで、危機感を抱きつつも、それもあくまで前向きにとらえ、日々精進していきたいと思います。
 3月8日より開催の清水秀輝さんの個展のDMが先日できました。諸々の事情が重なり、半年近く個展のDMも製作していなかったのですが、久しぶりにDMを製作し、これも大事な宣伝活動のひとつだなとあらためて感じました。
 3月からは個展もはじまるし、新しいスタッフもくるし、小屋の方もだいぶできてくると思うので、また気持ちをあらたに頑張りたいと思います。・・・ってなんだか、まるでもう2月が終わるみたいですが・・・。

宮尾すすむと日本の社長

2008-02-16 21:59:02 | Weblog
 多分僕よりも年上の人ならば知っていると思いますが、10代・20代の人はほぼ知らないであろう、伝説の番組(というか番組のワンコーナー)、「宮尾すすむと日本の社長」。僕自身、見ていた記憶があるのは保育所の頃か小学校低学年の頃なので、はっきりとした記憶とまではいかないのですが、一世を風靡した?あの宮尾すすむの決めポーズだけははっきりと覚えています。
 そんなわけで、うっすらとした記憶しかないと言えばないのですが、いまになって妙に思い出すワンシーンがあるのです。それは番組の最後で宮尾すすむがその日訪問した会社の社長から格言のような一言をいただくのですが、(確かその日はなぜか宮尾すすむと社長が風呂に入りながら)社長は「入ってきたお金はすべて使うべし」というようなことをおっしゃっていました。その時は、子供心に「この社長は何を言ってんるんだろう?」と不思議に思いました。お金は貯めるものであり、社長さんというのはお金をいっぱい持っているからえらいんだと思っていたからです。それを使ってどうするんだろうと思ったものでした。
 しかし、それからかれこそ20年くらい月日を得て、その意味がわかるようになってきました。自分は会社の社長じゃないですが、小さいお店ではありますが曲がりなりにも経営者という立場にいます。日々お金とにらめっこしなければならないのが現実です。そして毎日のようにお客様からお代をいただき、そして毎日のように業者さんなどへの支払いもしています。経営者という立場になって改めて気づいたのですが、お金は使うからこそ入ってくるものなんだなということを実感しています。
 先日お伝えしたとおり、現在小屋を建築中です。正直、オフシーズンの今、予算を考えると大変です。でも資金的に無理してでもはじめないと、益古時計の発展はないと考えたからこそいま工事をしています。お金がないからと何もしなくてはお店の発展なんてありえません。経営的な考えでは、いまは無理をしてお金を使ってでもその分とりかえせばいいや、と言ったところでしょうか。
 というわけで、そんな風に「お金は使うからこそ入ってくるものなんだ」ということを小屋の建築にあたり、改めて思い、そしてそんなことから、ふと「宮尾すすむと日本の社長」のことを20年ぶりくらいに思い出したというわけでした。
 ・・・余談ですが、年末に「イカ天」こと「イカスバンド天国」の特番をやっていました。そこで「宮尾すすむと日本の社長」をそのままバンド名にしていたバンドがでていました、物凄く懐かしかったです。
 それにしても、宮尾すすむもさることながら、最近は「斉藤清六」はどうしているのかが個人的には気になっています。

工事中

2008-02-14 23:42:30 | Weblog
 前にちらっと話しましたが、駐車場の脇にこんな小屋を建てています。なんの小屋かはお楽しみということで、もうちょっとひっぱろうかと思います。
 昨年の春にデッキの増築工事をお願いした、知り合いの大工さんに今回もお願いしているのですが、基礎工事が終わり、昨日今日で一気に屋根までほぼできました。
 大工さんや設計士さんと打ち合わせしたり、諸々の公的機関に確認をとりに行ったり、そして建物ができれば当然その中身のこともいろいろ準備を進めていかなければならず、はっきり言って大変ですが、でもやっぱり楽しいです。いつも言っていますが、自分の考えたものが理想から現実へ、そして形になっていくということは本当にやりがいがあるし、充実感があります。・・・でもお金のことを考えるとため息しかでませんが・・・。
 なんにせよ、「大変だからこそ楽しい」を実行しつつ、よりよいお店になるように頑張っておりますので、みなさんも楽しみにしていてください。

名前について

2008-02-11 19:38:17 | Weblog
 「カンダカンタ」こそがわが子にふさわしい・・・と思っていたのですが、あえなく却下となり、さてどうしたものかと考えた結果、名前は「珈樹(こうき)」に決まりました。
 そうです、珈琲の樹です。・・・まったくもって意味不明の名前です。その名前にはどういう意味が込められているのかと聞かれると困ります・・・。いまから後付けの理由を考えようと思っているわけでして・・・。
 名前はまず漢字から決めました。益古時計のカフェにちなんだ名前とでもいいましょうか、せっかくだからコーヒーにまつわる名前なんてのもいいなと思い、考えに考えた末・・・と言いたいところですが、あっという間に考えた名前でした。コウキという呼び名は珍しくもないと思いますが、この漢字を使っている人はそうはいないと思うのでいいかなと思っています。
 ちなみに、小生は画数とか姓名判断とかそういう類のことは一切気にしないのでその辺のことで、どうこう言う方がもしいたとしても、一切気にしませんのでご了承ください。
 というわけで、今日の写真は、一連の出産関係のここ数日間での一番の被害者は実はわが愛犬だよなと思わずにはいられない1枚なのでした。
 

やればできる子

2008-02-09 22:18:32 | Weblog
 「やればできる子ですから・・・」この言葉が通じるのは何歳まででしょうか?そんなことを思いました。誰もが親に1度は言われたことがあるかとも思いますが、僕自身も小さい頃「あなたはやればできる子なんだから」と言われた記憶があります。そして僕自身も10代のうちは「オレはやればできる子だから」と思っていました。
 でもあるとき、「やればできる子だから」と言って、結局何もやらないのはできないことと同じことじゃないかと悟りました。それからです、結局いい人生とは努力してこそなんだとわかったのは。そこに気づいたからこそ、今のぼくがあると思っています。いまでは冗談で「オレはやればできる子なのよ」なんて言うことはありますが、やっぱり努力しなければ何の意味もないんだなと思っています。
 しかし、最近ぼくの周りにも、もういい大人(20代~30代)なのに、いまだに「僕(わたし)やればできる子ですから」と言いながら結局のところ何もやっていないんじゃないかと思う人がいます。正直、いい歳してそれはないんじゃないかと思うときもあります。たしかにできない人間ではないのですが、結局のところ何がしたいのかわからないし、目標に向かって努力するなどということがまるでないように思えるのです。逆にそれって、できなくても一生懸命努力している人よりも、変に自信をもっているだけ性質が悪いようにも思います。
 そしてそういう人に限って、口だけは達者だったりもするわけで・・・、前にも書きましたが、いまは情報がありふれすぎていて、自分で体験したこともないのに、知識だけで体験した気になっているというか、机上の空論を振りかざしていると言いますか、「やればできる子」と言いながら結局は何もしない人ほど、妙に理屈っぽいところがあるようにも思えてなりません。
 ・・・というわけで、今日はちょっと真面目に重い話をしてしまいましたが、情報化社会が進めば進むほど、「やればできる子だから・・・」と結局は何も出来ない子が増えていくような気がしてならないと思った次第でございました。
 今日、陶芸家を目指しているスタッフが益古時計の日報に「人より楽して、人よりいいものができると思うな」と、お手伝いをしたとある陶芸家さんに言われたということを書いていたのですが、いい言葉だなと思いました。

ダジャレ好きなのでしょうか?

2008-02-08 22:39:40 | Weblog
 先日とあるお客さんに、「オーナーはダジャレ好きなんですか。」と言われました。自分としては特別そんなつもりではないのですが、でもこういうお店をやっいるとそういうのもセンスのひとつと言いますか、大事な要素であるような気がします。
 そのお客さんには、朝食時、コーヒーを頼まれ「アサイリ(浅煎り)」を入れたのですが、「アサ(朝)だからアサイリ(浅煎り)」ですかと笑われました。・・・まあなんと言いますか、別にギャグのつもりでもなく普通は深煎りではなくさっぱりしたものを朝は飲むものだと思うのですが・・・。さらにはそんなつもりもなかったのですが、益古時計という名前そのものがダジャレだとも言われてしまいました・・・。それも別にそんなつもりはないのですが、まあでもそう捉えられても仕方がないのかなとも思いました。
 そんなこんなで、コーヒーや店名は別にダジャレのつもりは毛頭なかったのですが、たしかにダジャレ好きなのかもしれないなと思いました。でも前回の記事にも書いたように、こういうお店は、真面目に働きつつも、いかにちょっとした遊び心をもてるかがとても重要だと思っています。
 ・・・というわけで、自分はダジャレ好きということをあえて認めた上で、さて子供の名前を何にしようかと考えた結果(たいして考えてないですが)、「カンダカンタ(神田幹太)」にしようと決めました。もうこれ以上マッチした名前はないと自分の心の中ではかなり真剣に決めていたのですが・・・、あまりにも周囲の冷ややかな視線を感じ、あえなく却下となりました。てなわけで、残念ながらカンダカンタ君はお蔵入りとなり、結局のところ生まれて1週間たつのですが、いまだ決まらずです・・・。
 我ながらこんないい加減でいいのかなとも思いますが、とりあえずなんとなくは決まりつつあるので、いずれこっそりお伝えしようと思います。

写真は3月の清水秀輝さんの個展のDM用にスタッフをモデルにして撮った1枚です。