益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

明日より陶器市です。

2007-10-31 23:59:30 | Weblog
 気がつけば、明日より秋の陶器市です。春からもう半年、去年からもう1年、本当に早いものです。
 前日の今日はカフェは定休日でしたが、休日出勤してくれたスタッフ数名とともに、準備に追われた1日でした。そんでもって日付が変わろうとしている今、ようやくひと段落といったところです。
 そんなわけで、書きたいことはいろいろあるのですが、明日に備え今日はスミマセンが手短に終わらせていただきます。
 明日からの陶器市、いつも以上に大変だけど、いつも以上に楽しんで過ごしたいと思います。

てまりさんの作品展

2007-10-29 23:19:58 | Weblog
 10月27日(土)より、地下個展スペースにて、てまり窯・上野利憲さんの作品展が催されています(11月25日まで)。
 今回はてまりさんの意向によりDMも作らず、宣伝等もほとんどしていなかったのですが、一昨日・昨日とてまりさんのブログ仲間を中心に知り合いの方も大勢いらっしゃってくださいました。
 今回の展示は、実験的なものや数量が半端になってしまったもの等も含まれており、ただでさえお手ごろ価格のてまりさんの作品が、さらにお安くなっているいわゆる掘り出しものもけっこうあります。今週末にかけて陶器市が行われるので、そういう趣向の作品展がちょうどよいのかなとも思っています。
 てまりさんは、益古時計のランチのプレート皿をはじめ、楊枝立てやエスプレッソのデミタスカップなどを作ってもらっている作家さんですし、このブログにもちょこちょこといいますか、かなりコメントを寄せてくださっているので、本人に会ったことはなくともご存知の方も多いと思いますので、この機会にぜひいつもと違った作品もご鑑賞いただければと思います。
 ところで、地下スペースですが、密かに改装しました。ライティングレールを着け、照明の数を増やしたのと、いままでコンクリ打ちぱなし状態だった壁に珪藻土を塗りました。いままでとはまた違った雰囲気になったかなと思うのですが、その辺の詳しい話はまた次回にしたいと思います。 

「女性の品格」

2007-10-27 22:11:58 | Weblog
 先ほど日テレで放送されていた「世界一うけたい授業」でベストセラー「女性の品格」の著者、坂東眞理子さんが出演されていました。ご覧になられた方もいるかと思いますが、先週のテレ朝の「スマステ」でも特集されていました。僕自身、スマステは最後の5分ほどをたまたま見ただけだったのですが、どうもVTRにでてくる著者の顔と名前に見覚えがありました。もしやと思い、インターネットで検索してみたところ、著者の坂東眞理子さんは富山県出身でした。といいますか、同じ県出身どころか、小生と同じ立山町出身で、出身校も同じ、さらには坂東さんのもともとの実家はご近所、しかもうちのオヤジとは年齢もほとんど同じで、オヤジとはいわゆる幼なじみだったのです。僕が子供の頃は、もうすでにえらくなられていたので、よく学校に講演にいらしてたのを覚えています。
 てなわけでなんとなく気になり、数日後、本屋さんで男性であるにもかかわらず「女性の品格」を購入してしまいまして、現在読んでいます。
 僕は男ではあるのですが、「女性の品格」は女性だからということはなく、社会人としてのマナーとはどうあるべきかという本ですので、読んでいてなるほどなと思うところも多いです。とくにこういう接客・サービス業という、人と関わりあうことの多い仕事をしているわけですから、参考になると言いますか、考えさせられることも多いです。
 ということで、ここで話を終わるのもなんなんで、僕自身、益古時計ならび前身のペンション時代からあわせると6年間こういう仕事をしてきて、女性をみてきて、気になっていることを「女性の品格」に絡めて書きたいと思います。
 正直、何が気になっているかと言いますと、足を組んで食事をする女性が本当に多いのが気になっています。別に益古時計は高級料亭でもないですし、フレンチレストランでもないので、とくに他のお客様のご迷惑になるようなこと以外のマナー云々とかは言うつもりはまったくないのですが、一般論としてあまり美しいものとは言い難いよなとも思ったりしています。
 こういうことを書くと、女性の足元ばかり見てるスケベオヤジと誤解されても嫌なので、いままで書かなかったという面もあるのですが、(男性ももちろんですが)やはり女性は食べる姿勢、お箸の使い方、好き嫌い等の食べ残しなど、やはりそういうところこそ綺麗であってほしいと思います。うるさい&スケベオヤジと思われても困るのですが、やはり女性はそういうところこそが、女性の素敵さ・女性の品格なのかなと思うのですが・・・。
 男性も含めですが、いまは辺に外食慣れしてしまっていると言いますか、ファーストフードやファミレスに行きなれて、昔のようにフォークとナイフに抵抗を感じる人も少なくなっていると思います。昔のように外食=ご馳走=緊張しながら食べるものという意識がなくなり、それらは決して悪い面ばかりではないとは思いますが、食事の時のマナーの低下というのは少なからずあるのではないかと思います。
 何度も言ってなんなんですが、エロ親父&うるさい頑固親父と思われても困るのでいままで書くことはしなかったのですが、ちょうど女性の品格のことが話題になったので、僕なりに接客する立場から女性を見てきて感じていたことを今日は少し書いてみました。女性の人には女性の人なりの反論はあるのかもしれませんが、足を組みながら食事をするのはやっぱりあまり美しいものではないのではと思った次第でございます。・・・でもコーヒーに関しては足を組みながら飲む姿がかっこいいんですけどね・・・難しいところです。 
 最後に付け加えておくと、「女性の品格」の著者が親父の幼なじみだったにも関わらず、もちろんうちの親父からは品格なんてまったく感じられませんのであしからず・・・(なんて書くと怒られそうで怖い・・・)。

無理をしないで無理をする

2007-10-25 22:45:49 | Weblog
 ここ数日、なんだかやたらと忙しくて更新が滞ってしまいスミマセンでした。春にも書きましたが、陶器市の前というのが、時期的にもいい時期なのでただでさえ忙しいうえに、陶器市の準備もいろいろ進めなくてはならず、どうにもこうにも忙しくなってしまいます。そんなわけで一昨日・昨日も定休日だったのですが定休日にしかできない仕事(買出しやメンテナンスなど)に追われていました。
 そんなわけで、肉体的にはけっこうしんどいと思いつつ、でもだからこその充実感も感じつつ日々を過ごしているわけですが、無理をすることの大事さと、かといって無理をしすぎないことの大事さの境界線を探すのに苦労しています。
 小生は「好きなこと」を仕事にしている人間の一人だと思っています。前にも書きましたが、「好き」を仕事にしているからこそ余計に大変なこともあります。でも「好き」を仕事にしているものにとっては、だからこそ他人よりも頑張らなければとも思いますし、多少の無理は必要だと思っています。でも逆に無理をしすぎて体を壊してしまってはなんの意味もありません。頑張らなければと思う反面、頑張り過ぎないようにしないなとも思うわけです。
 人と同じ時間働いて、人と同じことをやっていては人よりも上に立つ事はできません。こういう言い方はあまり好きじゃないですが、勝ち組と呼ばれる人はそれだけ努力をしているからこそだと思いますし、人よりも無理をしているからこそだと思います。
 現代アートの旗手、芸術家の村上隆さんの著書を以前立ち読みした時、「徹夜なんて努力のうちに入らない」と言うようなことが書かれてありました。ちょっと立ち読みしただけなのに、僕の中ではその言葉が離れません。やはりどこまで自分自身に無理をできるかが、成功者への条件なのかなと思います。逆に言えば、無理を無理と思わない、努力を努力と思わないくらいの情熱がある人こそが成功者なのかなと思います(ちなみに余談ですが、村上隆さんは若い頃よく益子に来ていたみたいです)。
 高校生の頃、部活で足をつった時、顧問の先生に「足をつるのは、無理をした証拠だからいいことでもあるけど、その程度で足をつるのは情けないことでもある」と言われたことがありました。自分を限界まで追い込んだのだからそれは立派だけど、でもまだまだ・・・。つまりは無理をしないで無理をすると言うのはそういったところでしょうか。
 「好き」を仕事にしているととくにその辺の難しさを感じます。カミさんも益古時計の厨房を仕切る人間としてその辺の葛藤はあると思いますし、えみぱんも「好き」を仕事にしている人間だからこそ、その辺の苦しみも感じていると思います。
 そんなわけで、無理をすること(限界まで頑張ること)の大事さと、無理をしなこと(限界を超えて壊れないこと)の大切さというものを考えつつ、日々葛藤している陶器市前の忙しい今日この頃というわけでした。
 でも、何度も書いていますが、大変だからこそ楽しいんですけどね!!

写真は「本日のえみぱん」から、「ライ麦パン」です、これも無理をしないで無理をしたえみぱんの努力の賜物です。

こだわりきれていない象徴

2007-10-20 23:30:18 | Weblog
 いいお店というのは、いかに細かいところまでこだわりを持っているかだと思うと言うことは前にも書きました。それは直接利益とは関係のないところまでと言うことです。
 一番手っ取りばやく、そのお店がどこまでこだわっているかが判断できるのは消耗品や備品です。メニュー表やそれこそシュガーポット、醤油入れ、はたまたティッシュペーパーやトイレットペーパーに至るまで、そういうところでお店のこだわり度合いがでてきます。
 益古時計もとにかく細部にまでこだわりたいと思っています。それこそボールペン1つに至るまで・・・。ただ、益古時計は会員制高級クラブなどではないので、こだわりたいからと言ってすべてに高級品を揃えていてはとてもじゃないけれどお店としてやっていけません。てなわけで、限られた予算のなかでいかにこだわれるかが重要になってきます。
 これは自分のお家を建てたことのある方ならば、誰もが経験していると思うのですが、限られた予算の中で妥協せずこだわった部分と妥協せざるをえない部分があったかと思います。益古時計も予算の都合上、もしくは宿泊&飲食施設であるがゆえの法律上の規制の問題で、こだわりきれなかった部分も実際数多くあります。
 それでも、オープンして丸2年がたち、少しずつですが、直せるところは直しつつ、少しでも当初思い描いていたこだわりを形にできるように頑張っています。
 そんなわけで、今日は益古時計のこだわりたいけれどこだわりきれていない、ある意味、益古時計のサクセスストーリーのひとつの象徴とでも勝手に思っているモノを紹介したいと思います、というか写真のテープカッターがそれです。
 ご覧のように、今使っているテープカッターはそこいら辺のホームセンターで買ってきた安物です。デザイン的によいもなにもないものです。本当はもうちょっとお金を出してイイモノを買ってもよいのですが、あえて今はこれで我慢しています。といいますのも、益古時計が軌道にのった暁には、知り合いの陶芸家さんに頼んで、世界でひとつしかないテープカッターをオーダーで作ってもらおうという野望があるからです。
 「オープンした時点ですべてが揃っていてはおもしろくもない、少しずつ理想の形にしていけばそれでいいんだよ」と、知り合いやお客さんからもよく言われるのですが、僕にとってテープカッターはまさにそれの象徴のようなものです。いつかこれをオーダーで作ってもらうんだというせこい?野望があるからこそ、逆にそれをモチベーションにして頑張っているとも言えます。すべてを手に入れてしまっては人生なんておもしろくない、何かしたい、何かを手に入れたいという欲望があるからこそ、頑張れるのであり、おもしろいのだと思います。
 そんなわけで、テープカッターサクセスストーリーが益古時計の繁栄そのものだと思っていただければと思うのですが、オープンして丸2年たち、さすがに我慢の限界とでもいいますか、最近は「どうしてもかっちょいいテープカッターが作ってもらいたい症候群」にかかりつつあり、そろそろオーダーで作家さんに作ってもらえないかなと検討中でもあります。
 あえて今まで一番安いテープカッターを使用していたわけですが、だからこそいままで頑張ってこれたのだというのが今日のお話でした。
 こんな風にこだわりたいけれど、まだまだこだわりきれていないモノはいっぱいあるので、あせらないで少しずつそろえていきつつ、そしてまたブログにて紹介していけれればと思っていますのでどうか気長にお付き合いくださいますようよろしくお願い申し上げます。

うまくいかない日

2007-10-18 22:14:12 | Weblog
 10月18日仏滅の今日、すべてがうまくいかない日でした。といってもお昼時は満席で、ランチも早々に売り切れ盛況でした。・・・が、盛況ゆえにうまくいかなかったとでもいいましょうか・・・。
 誰にだって「何事もうまくいかない日」というのがあると思います。小生にとって、益古時計にとって今日がそんな日だったのかもしれません。得意の「鈍感力」を発揮して「こんな日もあるさ」と開き直りつつも、今日いらしてくださったお客様の中にはもしかしたらそういう雰囲気が伝わってしまった人がいるかもしれないと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいというか、取り返しのつかないことをしてしまったという後悔の念でいっぱいです。
 すべてはオーナーである僕の責任ですが、小さなミスがまたミスを呼び、やることなすことがすべて裏目にでてしまっている、そんな感じの1日でした。
 ただ、スポーツで例えるならば、どんなに強いチームだって無敗ということはありえませんし、どの試合も常に大勝というわけではありません。巨人だろうが日ハムだろうが、はたまた浦和レッズだろうが、年間を通して圧倒的に強いわけではなく、調子のいい時もあれば悪い時もあります。強いチームとは調子のいい時に大勝するチームではなく、調子が悪くても悪いなりに接戦をものにすることができるチームこそが強いチームなのだと思います。そんなわけで、どんな仕事でも、いや人生においてもそうですが、いい時もあれば悪い時もあるわけで、悪いなら悪いなりに努力して頑張ることができるかどうかが大切なのだと思います。
 益古時計というお店ををチームとして例えるならば、調子の悪い時でも、悪いなら悪いなりにきちんと結果は出せる、そんなお店にしていければと思っています。
 いやー、それにしてもこうも裏目裏目に物事が進む日は珍しいと感じずにはいられない日々でした。もちろんお客様にはそんなことは言い訳にはなりません。ただいつまでもくよくよしててもしょうがないので、反省すべきところはきちっと反省してまた明日、笑顔でお客様をお迎えできればと思います。
 それにしても最近かなり忙しくて、ここ1週間ほど久しぶりに腰痛に悩まされています。体調が万全でないということが、お店全体の「うまくいかない日」に反映されている部分もあるのかもしれません。というわけでまずは何よりも体調を万全にですね。

「鈍感力」

2007-10-15 23:24:03 | Weblog
 先日ふいに「鈍感力」なる言葉が脳裏をよぎりました。何気に僕もけっこう鈍感力を持っているのではないかと・・・。
 お店を営み、接客する上で、何より大事なのが気配りだと思います。いかに繊細に細かいところまで心配りができるかがもっとも大事なことだと思います。
 ただ、繊細さとは全く逆のことになるかもしれませんが「鈍感力」もなければとうていお店を続けることはできないとも思います。
 以前にも書きましたが、僕も昔はほんのちょっとことしたことでも気になってなかなか寝付けないことも多かったのですが、歳をとるにつれ逆にいろんなことがありすぎていちいち気にしていられなくなり、寝つきも怖いくらいよくなりました。本当にいちいち物事を気にしなく、悩まなくなりました。お店を経営するということは、もちろん楽しいことうれしいこともいっぱいありますが、それと同じくらい、いやそれ以上に大変なこともいっぱいあります。悩みがないときなんてまったくありません。それらすべてを真面目に繊細に捉えていると、とうていお店を続けることなんて不可能です。お店を始めてウツになったとか、ノイローゼ気味になったなんて話を実際にいままで何度も聞いたことがあります。僕自身もさすがにウツとかはないですが、お客さんが増え、スタッフが増え、逆に経営者ゆえの孤独感を感じたり、なんだか空虚な気持ちになったりしたことがあります。幸い僕の場合はまったくもって深刻な状況になったわけではありませんが、お店を営む上で繊細さは大事だけれど、どこか鈍感な部分も必要なんだなと思いました。
 益古時計は別に会社組織でもないですし、田舎の小さなお店にすぎませんが、それでもスタッフもいるし、経営者としての力量のなさに自分が嫌になる時もあります。もともとリーダーなんて柄じゃないし、オーラもカリスマ性なんてまったくないのですが、益古時計がいまのところうまくいってるのは、ある意味僕に「鈍感力」があるからなのかもしれないなと最近思うようになりました。スタッフの前で、時にはわざと鈍感に、気づかないふりをしたりもしますが、小泉元首相が言っていましたが、リーダーには「鈍感力」が必要だということは最近なんとなく実感しています。
 鈍感ゆえに、時にカミさんやスタッフから怒られたりもしますが、それもオーナーの勤めと思ってこれからはもっともっと「鈍感力」を大事にしていきたいと思いますが、接客はあくまで繊細に、経営はそこに鈍感力をプラスして益古時計の日々を歩んでいきたいと思います。
 とりあえず渡辺淳一著の「鈍感力」読んだことないので今度読もうっと。

玄関のペンキ塗り

2007-10-13 23:09:14 | Weblog
 先日の定休日、玄関の扉の外側のペンキ塗りをしました。いままでは無塗装のままだったのですが、さすがに2年経ち、陽と雨にだいぶやられてきたので、さすがにいいかげんなんか塗らなきゃと思った次第です。
 何を塗ったかと言えば、以前デッキ増築工事をしてもらった知り合いの大工さんにもらった「オスモ」のものです。思ったよりもちょっと濃くなっちゃいましたが、まあそのうち落ち着くだろうと思います。
 日々メンテナンスに追われています。さすがにまだ築2年ですので、大きな修復というようなメンテナンスはないですが、それでも細かいことはキリがなく次から次へと出てきます。普通にカフェだけだったり、ペンションだけだったりすれば、お客さんのいない時間や日を見計らって作業も進められるのですが、両方を営んでいると、人のいない時間というのは本当に限られてくるので、なかなかメンテナンス作業が進められないというのが悩みでもあります。
 いままでのブログにもちょこちょこ紹介していますが、小さなことでもできることからちょっとずつ、益古時計は進化&変化していますので、前とどこが変わったかを探してみるのもおもしろいかなとも思います、・・・と何気なくリピーター誘導作戦でした。

笑う

2007-10-11 22:22:15 | Weblog
 一昨日・昨日と、益古時計は定休日でした。ただ、一昨日の火曜日は月曜日の宿泊の方がほぼ満室だったので、スタッフ数名に出勤してもらい朝食時間だけは営業しました。そんなわけでお昼前に宿泊のお客様を送り出し、軽く片づけをしてから出勤してもらったスタッフと連れ立って、つくば・牛久方面へ出かけてきました。まずは雑誌でチェックしていたつくばのカフェレストランに行きランチをとり、そのあとは今回のメイン目的地?の牛久大仏へと行きました。牛久大仏がなんぞやと知らない人も多いと思うので、物凄く簡単に説明しますと、世界一高い120Mある大仏です。そしてかなり笑えます・・・というと失礼ですが、いやー久しぶりにウケました。僕自身は実は2回目だったのですが、久しぶりだったので新鮮でした。大仏の中に入り85Mの地点まで行けますし、大仏の裏にはなぜか小動物園があり、リスやウサギとたわむれることもでき、さながら怪しいテーマパークのようでした。と、なんともバチあたりなことを書いていますが、一度は行ってみる価値のあるところです。そんなこんなで帰りはまたつくばのカフェに寄って帰ってきたのですが、バカバカしくも盛り上がった楽しい1日でした。
 そんでもって話は今日になり、あるものを探そうと物置の中を物色していたのですが、そんな中から小生が昔集めていた下敷きがでてきました。昔、何故か下敷きを集めており、映画を観にいくと必ず下敷きを買っていました。レパートリーはと言えば「あぶない刑事」「ビィ・バップ・ハイスクール」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ランボー」などなどと、映画以外では「ハイスクール奇面組」や少年サッカー時代の下敷き等々です。久しぶりに見てかなりうけました。そしてそんな下敷きの中に、多分中3くらいの時のものだと思うのですが、友達が書いた文章(落書き)がそのまま残っており、これにはかなり爆笑してしまいました。思い起こせば15年ぶりくらいにまともに見たことになり、益古時計のスタッフの前であんなに爆笑したのははじめてじゃなかろうかというくらいウケてしまいました。嗚呼、青春の日々でした。
 と、そんなこんなで爆笑してしまったのですが、ふと思いかえすと、最近爆笑することってなくなったなと、ふと思ったりもしました。もちろん、カミさん・スタッフ・作家さん・お客さん等々と、毎日のように笑いあってはいますが、人目も気にせずお腹を抱えて笑うようなことは歳をとるにつれ減っているように思います。それこそ子供のころはドリフ大爆笑をみて、まさに大爆笑していたのになと、なんだかふいに寂しくなりました。いまとなってはテレビをみて爆笑することもほとんどなくなってしまった自分に気づいたのですが、でも逆に30過ぎの男がテレビを見ながら爆笑するのはやっぱりちとヤバイよなとも思いました。
 とまあ、そんなことを思った次第ですが、やっぱり笑うことってとっても大切なんだなと牛久大仏に行き思い、そして今日下敷きをみて思いました。実は昨日はカミさんと意見が食い違い、お互い嫌な気分になったりもしたのですが、やっぱり笑いあうことも大事な大事なコミュニケーションなんだよなと改めて思いました。
 そんなわけで、スタッフが大爆笑しているカフェ・・・というのはどうかと思いますが、店員もお客さんも笑顔の絶えないお店にしてければなと改めて思った今日この頃でございます。

追伸 お土産に「I LOVE 牛久大仏」ストラップを買ってきました。益古時計のスタッフは今日から皆、牛久大仏ストラップです。 

忙しかった連休

2007-10-08 22:18:10 | Weblog
 3連休が終わりました。まずは土曜日、びっくりするくらいカフェは暇でした。平日よりも全然です。しかし昨日の日曜日はこんどは打って変わってびっくりするくらい忙しかったです。そんでもって今日も忙しかったです。夏前の梅雨時から9月の残暑が厳しい時まではやっぱりといいますか、どうしてもカフェに関しては暇な日が多かったのですが、秋の装いを見せ始めた今回の3連休は久しぶりに忙しくてしんどいなという状態になりました。
 忙しいとたしかに疲れはしますが、やっぱりうれしいです。経営者という立場もあるのでしょうが、歳をとればとるほど、暇ほど苦痛なものはなくなります。若い頃は「休みたい」とか「さぼりたい」とかが重要だったのですが、最近は本当に逆になったような気がします。もちろん体が疲れれば休みを必要と感じますが、年々忙しいことがうれしく感じるようになってきました。
 前回も書きましたが、やはり僕が生きている上で大事にしたのは「やりがい」や「充実感」であり、忙しいということはそれだけ、自分が世の中に必要とされているということの証でもあり、誰かに求められている、頼られているということでもあるので、忙しいということは本当にありがたいことなんだよなとしみじみ思っています。
 時々年配の方に「忙しいのはいいことよ」とか「忙しいのはありがたいことじゃない」なんていうようなことをよく言われるのですが、正直数年前まではその意味がよくわからなかったというか、「忙しいのはいいこと」ということがいまひとつ理解できなかったのですが、いまは本当に忙しいことのありがたさを身に染みて感じるようになりました。
 忙しいって幸せなことなんだよなと最近は本当に感じるのですが、益古時計で働いている若いスタッフたちにもそういうことを感じてもらえるような職場でありたいと思いますし、感じてくれるとうれしいと思っています。
 小生は最近は定休日が苦痛でもあります。もちろん定休日なしで働くのはさすがに体がしんどいので休みは必要というのはわかっていますが、定休日でお客さんもスタッフもいないガランとしたお店にいるとなんとも寂しくなります。人と接することというのも働いているからこそであり、人と接することのできる幸せというのも忙しいからこそなんだよなとそんなことも思ったりもしています。
 とにかく経営者としても、ひとりの人間としても、暇ほどしんどいことはないと感じている今日この頃であり、忙しかった昨日・今日は、まさに前回の記事に書いたような、大変だったけど楽しくもあった日々でした。
 気のせいかもしれんませんが、最近はえみぱんの販売日が全体的にも忙しいような気がします。もともと忙しい曜日をパンの販売日にしよういうのもあるにはあったのですが、最近はパンの販売曜日にあわせてご来店させる方もいらっしゃるみたいですし、地元の方を中心にパンだけを買いにいらっしゃるかたも増えてきて、それもうれしいことのひとつです。パンを包み、お会計するために列ができたりすると忙しいし大変だけど、でもやっぱりうれしく、かつ楽しいひと時でもあります。