最近といいますかここ1~2年、益子界隈で、若い人がはじめる新しいお店というのがとても増えているように思います(益古時計も含め)。作家さんがお店をはじめたり、カフェなどで働いていた人が独立して自分のお店をもったり・・・。どこのお店もとても素敵で、お店を営むものとしてはとてもいい刺激になります。互いが切磋琢磨して新しい益子の形ができてくればうれしいなとも影ながら思ったりもしています。
そんなことを思ったりしていて、ふと思ったのが、新しいお店の十中八九がカタカナ(ローマ字・英語)のお店なのです。どのお店の名前もすごく素敵で、「益古時計」という名前が非常にかすんで見えます。・・・が、これはお店の問題ではなく、あくまで僕個人の問題なのですが、どうにも最近、横文字のお店の名前が覚えられなくなってきました。最近しょっちゅう書いている例の鎌倉のカフェもカタカナ(もとはフランス語)でいまだに覚えられまず、僕の中では「鎌倉のあそこのカフェ」・・・という風になっています・・・。益子界隈の新しいお店も、そのほとんどが知り合いか、もしくは知り合いの知り合いなので、話題になることも多いのですが、どうにもお店の名前がでてこないときがあります。
益子に限らず、最近のお店はフランス語で○○という意味とか、スペイン語で○○という意味、ポルトガル語で・・・、というように外国語のしかも英語以外の文字からとっているお店が傾向としてとても多いように思います。そういうのは素敵だし、とてもいいことだと思うし、僕には絶対考え付かないと思うのですが、どうも、脳が退化してきた最近の僕には、なかなか1回聞いただけでは覚えられません・・・。
なんて、お店の名前もそうですが、最近の世の中の新語というのはほとんどがカタカナになってきていると思います。ロハスだったりエコだったりオーガニックだったり・・・、いつも言っていますが、そのものの本質自体はすばらしいとおもっていますが、このカタカナ言葉の普及はどうにかならんもんかと常々思います。数年前までは「農業体験」やら「自然学校」なんて言ってたのも、いつの間にか「グリーンツーリズム」やら「エコツーリズム」なんて言うのが当たり前になってきましたし・・・。
国際化が進む世の中、共通言語を広げることは大切だし、とてもいいことだとも思うのですが、やっぱりここは日本だし、すばらしい日本語があるのに・・・、なんてことも思ったりもします。
・・・といかにも、もっともらしく、えらそうなことを言っておりますが、つまりは、僕が歳をとって物覚えが悪くなった・・・ということなので・・・もうちょっと簡単な名前(単語)がいいなと思ったもので・・・。
以前、正月の恒例番組だった、「タモリ・さんま・たけしのBIG3ゴルフ」の中で、英語禁止ラウンドなるものがありましたが、僕も個人的に、英語(横文字)禁止の日というのをやってみたいなとも思ったりもしています。また、益古時計のお店全体でやるのもおもしろいかも・・・、その時はもちろん「ミルクティー」は「牛乳茶」と注文してください・・・。
写真は「ミルクティー」・・・ではなく「牛乳茶」です。もし、このブログをご覧になり、勇気のある方はご来店の際にぜひ「牛乳茶、ひとつお願いします」と言って下さい、その方には何かサービスします。でもこのことはスタッフは知らないと思うので「なにを言ってるんだ、このお客さんは??」とスタッフは思うことでしょう・・・。