田舎事情の続き

　昨日のお話の続きです。ペンションにお泊りのお客さんが、さくらんぼをもらってくるとともに、当館が新築移転するという話もご近所さんから聞いてきました。そのご近所さんには、移転するということは、一言もいっていないのに・・・。
　益子に暮らして３年半、たくさんの知り合いが増えました。もちろん建物を建てているということを知っている人もいます。でも、話していない人も大勢います。久しぶりにあって新築の話をいきなりしてくるなんてのはざらで、中には、はじめましての人にも言われます。さらには、あの人からきいたよーなんて言われるのですが、その人とは面識もないのに・・・。なんだかすっかり益子中に知れ渡っているようです。
　田舎の情報網はすごい・・・。うちの方なんか、ケイタイの電波もロクに入らないPHSももちろん無理、ADSLも厳しい、光なんて夢のまた夢・・・。そんなところなのに、この情報伝達の速さはなんやねん・・・田舎恐るべしである・・・。そんなわけで田舎には都会にはない通信手段が存在しているのでありました。
　写真は今日の工事の様子です。一昔前に流行った巨大迷路のようです。ちなみに一時どこにでもあった巨大迷路はどこにいったんだろうか？

お客さん→ご近所さん→さくらんぼの田舎事情

　今朝、ペンションにお泊りのお客さんが散歩に出かけて、さくらんぼを枝ごと何本も抱えてお戻りになりました。散歩をしていたら、地元の人に声をかけられ持ってけと言われたらしいのですが、その方は、電車でお越しなので持って帰れず結局、当方にお譲りくださいました。
　田舎では、都会の人が喜ぶであろう、食べることができる実のなる木や草花が結構ほったらかしとなっています。たけのこや栗、ノビルやヨモギ、山菜に果物、採るのに面倒だからでしょうか？さくらんぼもどーせ誰も食べないし、鳥の餌になるだけだからと言われ、枝ごと何本も折ってくれたとか。田舎の人はその豊かさが当たり前すぎて案外気づいてないことが多いのかもしれません。　さらに都会と田舎の事情について話は続きます。それはまた明日・・・。
　（写真はいただいたさくらんぼを、いまカミサンがジャムにしているところです。）　

オープン予定日について

　はじめてブログを書いたとき８月オープン予定になっていましたが８月中にオープンできそうにないかもしれません。はやくても８月末、遅ければ９月の中旬頃となりそうです。
　オープン日が決まらないと、宿泊の予約も取れないし、他にもなにかと支障をきたすことが多々あります。
　土地にめどがついたときは、春頃かな（つまりもうオープンしている）といっていて、まあ夏休みまではなんとか、という話になり、結局夏休みにも、間に合いそうにありません。
　あっちこっちに８月頭頃と言いふらしていたので困っています。
　まあ、あせってもしょうがないし、なるようになる、と思うことにします。
　「益古時計」～Slow Time Masiko～ゆっくり、のんびり、まったりがひとつのコンセプトとしてあるお店ですが建築屋さんは急いでがんばってください・・・お願いします・・・。
　写真は３月ごろの予定の工程表、まるまる１ヶ月遅れる感じです。 　

「益古時計」という店名について

　当店の名前は「益古時計」といいます。これはカミサンがつけました。当初は「益子時間」がよいと言っていたのですが、益子時間って結構、益子の人は日常会話で使うのです。昨今のスローライフブームから沖縄時間とか、のんびりして、それでいて独特な空気が流れている土地では、最近よく耳にします。益子ものんびりを絵に描いたようなところなので「益子時間」よいとおもったのですが・・・。
　皆が使う言葉だと、混同しちゃうしなぁ～と思って悩んでいたのですが、カミサンがいいのを思いついてくれました。益子の子を古時計とかけて古にして、新築の新しい建物だけど、古いものも似合う、そして時間が経てば経つほど味がでる、そんな空間にできればいいな、そんな意味も含めてこの名前に決まりました。
　ちなみに知り合いはみな、小生が「北の国から」マニアだということを知っていますが、ドラマ「優しい時間」の森の時計からとったのではありませんのであしからず。（ドラマの始まる前から考えていました。）・・・といっても作者の倉本聰はもともと「時」にまつわる作品を多く発表しているので、どこかで影響は受けていると思いますが・・・（もうひとつの喫茶店、「北時計」はすでにありましたし）。
　というわけで「益古時計」、益子の時計屋さんと間違われないように努力しますのでよろしくお願いします。
　写真の時計は「優しい時間」の森の時計のカウンターに置いてあった時計と同じものです。（そこは真似しました・・・。）

秘密の地下室

　現在、建築中の建物でほぼ完成しているのが地下です。といってもコンクリート打ちっぱなしで内装はこれから自分でやらなければならない・・・。この地下はギャラリーの個展展示を行うスペースの予定で展示するための棚なども自作せねばならず・・・。一番最初にできているのにこのスペースはお店のオープンには間に合いそうにありません、個展を開いてくれる作家さんの都合もあるし・・・。今日はやたら・・・の多い文章だ・・・。
　ちなみに地下は本当は宿泊施設ではダメらしいので、申請上は床下収納ということになっておりますので、あまり突っ込まないでください。今日はひとつ秘密を漏らしてしまった・・・。やっぱり・・・が多い・・・。

基礎工事終了

　本日、基礎工事が終わり、足場が取り付けられました。組まれた足場を見て、少し実感がわいてきました。
　当店は少し高台にあるので、下のほうから見ると、足場の高さに圧倒されました。「こんな高いのか～」と思わずびっくりです。足場の一番高いところから見た景色は写真のような感じです。周りの木々と一体になれる、そんな感じです。
　ここまでいろいろな業者の方が出入りし、こんなにも多くの方によって建物が立ち上がるのかと関心していますが、肝心の中身をしっかり準備しなければと少しあせっています。建物をよくするのも悪くするのも自分次第なのだから・・・。　　

とりあえず・・・ブログ開設

　陶芸の町、栃木県の益子でペンションを営んでいます。
　ただ、現在経営中のペンションは建物をお借りして営業していまして、今度はいよいよ自分で新築のお店を持つこととなりました。
　オープン予定は２００５年８月なのですが、今ホームページを作成中でして、とりあえずという言い方はよくないかもしれませんが、ブログを開設し、新しいお店の内容や近況報告を行いたいと思います。
　ホームページが開設しましたら、日々のことをブログを通してお伝えするページにしたいと思いますのでよろしくお願い致します。
　（写真はカフェで使うシェーカー家具を作成中の今日の様子です。）