益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

2009年ありがとうございました。

2009-12-31 22:33:19 | Weblog
 今年もあと1時間足らずで終わろうとしています。この記事をほとんどの人は2010年に読んでくださっていることと思いますが、(とりあえず書いている今はまだ年が明けていないので)本年もありがとうございました、来年も何卒よろしくお願い致します。
 紅白も佳境を向かえつつある中、パソコンの前に座ってブログを書いている自分と言うのも一般的にみると寂しい人間だと思います。しかし今年最後のコーヒーを自分のために淹れて、深煎りのコーヒーを飲みながら頭の中で1年を振り返りつつ、こうしてブログを書けることが幸せであり、何はなくともこうして無事に年越しができることのありがたさを感じています。
 不況の風はますます強くなってきているようにも思いますが、不況を理由に逃げることなく、2010年も前進あるのみで頑張ろうと思います。
 2009年益古時計にお越しいただいたすべてのみなさんへありがとうございました。そして2010年も、お近くへお越しの際はお立ち寄りくださるとうれしいです。2010年も何卒よろしくお願い致します。

お餅つきからはじまる年末年始のお休み

2009-12-29 20:08:07 | Weblog
 昨日の28日~1月1日まで、益古時計は年末年始のお休みに入りました。年内営業最終日の27日はその前の数日ののんびりモードが一転してかなり忙しく、終わりよければなんとやらという状態で、ありがたかったです。
 そして休日の初日の昨日は、毎年恒例の餅つきを行いました。スタッフとお世話になっている作家さんたちとそのご家族で、今年も和やかに賑やかに行うことができました。
 お餅つきの後はこれまた恒例になりつつある、酒好きな某作家さんとカミさんのご両親との飲み会が夜遅くまで行われました。益古時計をはじめる前はけっこう作家さんたちと遊んだり、ホームパーティーを開いて呑んだりすることが多かったのですが、益古時計になってからは仕事を通して接する時間は増えたものの、遊んだり呑んだりという機会がめっきり減ってしまったので、久しぶりに仕事と関係なく作家さんたちとワイワイできたので個人的にもいい1日を過ごせました。
 というわけで、とても楽しい1日ではあったのですが、普段滅多に呑んだり騒いだりする機会が減ったので、今日は体がかなりお疲れモードです。
 お休み中はのんびりできるかと思っていたのですが、やらなければならないこともかなり多く、考えると丸1日休める日はないのが現状です・・・。
 なんだかとっても個人的な日記みたくなりスミマセン・・・。休みがないと言えども普段よりは全然のんびりできるので、また2010年も頑張れるようにリフレッシュして年越しできればなと思います。
 てなわけで、また1年後も楽しく餅つきができることを望みつつ年越しを向えようと思います。

平凡な日々

2009-12-23 18:19:44 | Weblog
 本日は祭日、そしてクリスマス、そしてお正月。あわただしい世の中ですが、益古時計は至って平和に平凡な日々を送っています。1年で一番忙しいのが年末という仕事をしている人も少なくないでしょうし、ケーキ屋さんはもちろん、カフェだってクリスマスケーキのオーダーを受付けたり、ギャラリーや雑貨屋さんだってクリスマスギフトや年末セール等々で忙しいと思うのですが、益古時計は申し訳ないくらいいたって何もしていません・・・。
 商売人としてはイベント時に付随した企画を考えてというのが普通なのでしょうが、どうも昔から天邪鬼(あまのじゃく)なところがあり、世の中が騒げば騒ぐほど冷めてしまう自分がいます。
 ただ、益子の場合は正月の初売りに備えて年末は早々に店じまいするお店も少なくないので、街全体がややそういうムードになってしまっているような気もします。
 というわけで、普通が一番と無理矢理自分に言い聞かせて、今年も何事もなく年が暮れようとしているのでありました。

スーツ

2009-12-19 20:01:18 | Weblog
 約9年前に買ったスーツを久しぶりに来た、ムチムチだった・・・。
 先日、寿退社ということで辞めていった元スタッフから結婚式の招待状をいただきました。そんなわけで、久しく着ていないスーツを出してみて試しに着てみたらかなりやばかったです。
 思いこせばスーツを着たのは実に5年ぶりでした。5年前に友人の結婚式で着て以来、一度もスーツを着る機会がなかったというわけです。かろうじて虫食いやカビは大丈夫そうでしたが、5年前と言えばまだ益古時計のオープン前ということで、つまりは益古時計になってから一度もスーツを着たことがなかったわけです。
30を過ぎてからのここ最近の冠婚葬祭と言えば、婚よりも葬の方が圧倒的に多くなり、喪服は着てもスーツを着る機会は滅法減りました。
 そんなわけで、5年に一度着るかどうかというスーツをあらたに購入するのも切ないですし(それなりに高いスーツですし)、頑張ってダイエットに励もうと決意した次第です。別に自分の結婚式でもないですし、そこまでしなくてもよいのですが、何かきっかけがないとなかなかダイエットもできないので、これをよい機会に頑張ろうと思います。ブログでこう書けばやらざる得ないですしね。
 それにしても益古時計になってからこうも太ったものかとあらためて実感しました。まあ学生時代より20キロ太ったんですけどね。とりあえず目標は―10キロ!!・・・多分無理・・・。
 

年賀状

2009-12-15 20:39:05 | Weblog
 今年は12月早々に年賀状作りにとりかかり、早々に終了、あとは出すだけです。あまり親バカに子供の写真を前面に押し出すのは嫌なのですが、やはり家族や親戚は子供の写真をみたいと言うので、子供を前面に押し出しすぎない益古時計テイストの写真と考えているのですが・・・。
 そんななかでボツになった写真を今日は・・・。
 題して「益古時計のこども店長」です。そうです、1歳にして英才教育!?スパルタ教育!?なのです・・・。
 と言いつつも、写真がいまいちなのと、あまりに流行に乗っかりすぎかな・・・、というのがちょっと嫌だったので年賀状の写真は別のものにしました。というわけで採用した写真は年明けにでも。
 充分立派な親バカですね・・・。

和味さんへ行ってきました

2009-12-12 19:22:45 | Weblog
 先日の定休日、笠間にあるお蕎麦屋さん「和味(なごみ)」さんへ行ってきました。数ヶ月前にご夫婦で益古時計にお越しくださり、帰り際声をかけていただきました。このブログも時々見てくださっているとのことでした。
 スタッフに聞いてみたら、前にテレビに出ていたところじゃないかとのことで、調べてみたら以前「人生の楽園」に出演されたことのある方でした。「人生の楽園」は田舎暮らし希望者にしてみれば憧れの番組であり、僕も今はなかなか観ることはできないのですが、前はいつも観ていました。今の西田敏行さんのナレーションもよいのですが、生前のいかりや長介さんのナレーションが大好きでした。
 話がずれましたが、そんな「人生の楽園」に出演されたというだけでも、僕にとっては憧れなのですが、周りに話を聞くとお蕎麦もかなりおいしいらしく、実は行ったことがあるという人も多く評判もかなりよかったです。そんなわけで、行きたいとずっと思っていたのですが、12月に入り時間に余裕がでてきたのでようやく念願かなって伺うことができました。
 こういうときにお蕎麦の写真があるとよいのでしょうが、普段カメラも持ち歩かないですし、ケイタイのカメラも使ったことがないので想像で・・・。
 お蕎麦も大変おいしく、天ぷらもとってもおいしかったです。きちんと手間隙がかけられており、歳をとるにつれ、また同じ飲食業を営むものとして、本当にそういうもののおいしさがうれしいです。
 僕たちより下の世代は、手間隙より効率化ばかり優先されている外食チェーン店の味に慣れきっているので、手間隙がかかっている料理のよさがわからなくなってきているように思います。
 と、またまた話がずれていきましたが、お蕎麦も本当においしかったので、また時間を作って行ければなと思います。今度はもっとゆっくりお話もしたいのですが、お話できる時間にはすでに蕎麦は売り切れていると思うので、難しいところです・・・(でもそれは益古時計のランチにも言えるかも)。

和味さんのホームページ

えみぱん販売再開について

2009-12-09 18:05:17 | Weblog
 えみぱんの販売再開についてのお知らせです。
 実を言いますと、えみぱんのご家族に不幸がありしばらくの間お休みさせていただいておりました。諸々の事情で長期のお休みとさせていただいております。みなさんにはご迷惑をおかけしており、あらためてお詫び申し上げます。
 本日えみぱん本人とも相談いたしまして、来年正月明けの1月中旬頃より営業を再開しようということになりました。現時点でははっきりした日にちは言えないのですが、決まり次第またお知らせいたします。
 お休みさせていただいている間、本当に多くの人から心配の声をいただいております。これだけ多くの人にご心配いただけるのは本当にありがたいことであり、感謝の気持ちでいっぱいです。
 多くのお客様にご迷惑をお掛けして申し訳ない気持ちでいっぱいではありますが、家族を大事にしたいえみぱんの気持ちも尊重してあげたく、いましばらくお休みさせていただきますが、何卒ご理解くださいますようよろしくお願い致します。
 僕も早くえみぱんのパンが食べたいです・・・。

阿久津雅土展

2009-12-05 20:22:12 | Weblog
 本日より、地下スペースにおいて「阿久津雅土展」が始まりました。阿久津さんは益古時計でもお馴染みの作家さんで常設でも置いてありますが、常設のものとはまた違った新作が並んでいます。
 阿久津さんはもともとご両親が陶芸家で益子生まれ益子育ちですが、常に新しいことを考え、益子でも注目の若手作家のひとりだと思います。阿久津さんと話をしていると本当に焼き物が好きというのが伝わってきますし、焼き物に対して本当に真面目に向き合っている方だなとつくづく思います。
 阿久津さんは益子のお店でもけっこう個展をされているので、益古時計なんかでやってもらえるかと声をかけづらかったのですが、今回は阿久津さんの方からやりたいという声をいただきうれしかったです。
 ・・・と、いつもこのブログで個展の紹介をするときは、焼き物そのものの話とずれた話をしているのですが、焼き物の特徴がどうとかそういうことは個展をみていただければと思うので、余計な話ばかりになってしまいスミマセン・・・。
 というわけで、12月27日の益古時計年内営業最終日までの会期となりますのでよろしければお立ち寄りください。

水筒のコーヒー

2009-12-02 19:32:10 | Weblog
 先日、ごく近しい人のお母さんが天に召されました。ちょうど2年前に発病されてから病魔との闘いでしたが、そんなことは感じさせないくらい周囲には気丈に明るく接してくださっていた方でした。
 そんなお母さんが人生最後に飲んだであろうコーヒーが益古時計のコーヒーでした。お店まで来ることができなかったので、僕が淹れたコーヒーを水筒に入れて届けてもらいました。食することもほとんどできなくなりつつある中、おいしいと喜んで飲んでくれたそうです。
 僕は何ひとつたいしたことはしてあげられなかったけれど、最後にコーヒーを淹れてあげることができてよかったなと思います。ただ、せめてものもう1回コーヒーを淹れてあげることができたなら・・・、そう思うと残念で仕方ありません。
 思えば、コーヒーは全くもって知らない異国の人が豆を栽培し、それを焙煎する人がいて、淹れる人がいて、そして最後に飲む人がいます。コーヒーはいろんな人が繋がってはじめて飲むことができるわけで、飲む人が笑顔でコーヒーを飲んでくれたなら、その笑顔はコーヒー豆を作っている人・焙煎する人・淹れる人etc・・・、その1杯のコーヒーに携わったすべての人の笑顔に繋がってるんだなとそんなことをふと思いました。
 そんなコーヒーを人生最後に、笑顔で飲んでくださって本当によかったなという思いと、でももうその笑顔が見られないんだなというどうしようもない悲しい思いが交差している、そんな今日という日でした。
 益古時計のコーヒーを飲む人みんなが笑顔になれるように、一杯一杯丁寧に心をこめてコーヒーを淹れよう、そんなことをあらためて心に刻んだ出来事でした。
 水筒に入れたコーヒーは僕の中では一生忘れることのできないコーヒーです。