04/28 滑舌 カツレツ … (7) ~ 女王蜂も飛ぶ
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(3) 早口言葉 ②
(4) 熊蜂と飛ぶ
(5) 熊バーチュも飛ぶ
(6) トロンブーンも飛ぶ
(7) 女王蜂も飛ぶ
(8) ニュース原稿 ②
やあ、ボク、まるだよ、ワン!
みんな、元気? いつも読んでくれて、ありがとうね?
あのね、maru のヤツったらね、具合が悪くて、今
寝てるんだよ。
プログなんて、とっても書けないほどひどいの。
何でもね、めまいが一杯なんだって。
めまいって、何かな。 おいしいチャンのことかな…。
「どうしたの? 大丈夫?」って訊いたらね、
ラヴェルの音楽、聴き始めてから、ずっと
フラフラしてるんだって。
でも、それって、おかしいよね? 音楽、聴いた
だけでクラクラするなんて、そんなこと、無いよね。
それでね、ボクがこの前から "カツレツ" って言うの、
書いてるでしょ? ほら、早口言葉とか、トロンブーン
とか、口が速く回る、難しい技術のことだよ。
そしたらね、「今回は "ピアノの熊蜂" にしなさい」
って言うの! maru のヤツが。
ボク、それ、おかしいと思ってね、
「ピアノは指で弾く楽器なんでしょ? それじゃ
カツレツにならないよ?」って言ったらね、
「代わりに、謝っておいてくれ」だって…。
ひどいよね、都合悪いこと、みんなボクにやらせるんだよ。
おまけにね、
「ピアノだって、口で弾くことがあるんだ」なんて言い出すの!
ついに狂っちゃったみたい、maru のヤツったら。
もともとおかしいけど。
ピアノを口で弾くとか、ピツィカートを腕で弾くとか、そんな
滅茶苦茶なことばかり、前から言ってるんだよ。 それじゃ、
周りの人たちが理解してくれるはずなんて、無いよね?
「少しは人間社会の常識、わきまえなさい」って、ボク、
今度、言ってやるんだ。
そんなわけでね、今日はピアノの "熊蜂" だよ。
原曲はリームスキィ=コールサコフの管弦楽曲だよね。
でも、ピアノ用の編曲もあってね、一番有名なのは、
ラフマーニノフのものだよ。
音源 Rachmaninov 編
HOROWITZ - FLIGHT OF THE BUMBLE BEE
(楽譜付き)
HOROWITZ - FLIGHT OF THE BUMBLE BEE
(楽譜無し)
Flight of the Bumblebee (暗譜坊や)
Paola BRUNI Plays "The Flight of the Bumble Bee"
Evgeny Kissin plays Bumblebee
ところがね、スィーフラ・ジョルジュっていう、
ハンガリーの人が編曲したのもあるの。
音源 Cziffra 編 Flight of the Bumble Bee
Georges(György) Cziffra live in Paris 1957
Audio & Sheet music Cyprien Katsaris
これまでのは、みんなピアノで弾くやつだったよね。
でもね、ほかにも、ちょっと変なのがあったんだ。
これ、どうもピアノじゃないみたいなの。
音も違うし、鍵盤が幾つもあってね、階段みたいに
なってるんだ。
Carol Williams - Flight of the Bumble Bee
これってね、ボク、きっと、女王蜂じゃないかと思うんだ。
だって、狭い部屋の中で、ひとりだけ、堂々としてるでしょ。
あれきっと、巣の中だよね、蜂の。
音だってね、ブワーオ!って、凄いんだ。
それにアンヨまで使うの。 すごく速く、蹴飛ばしてる。
でも、やっぱり口じゃ弾いてないよ。 maru のウソつき。
だから、カツレツの中に入れちゃいけないんだけど、
本当にごめんね…?
これ、ところで何て言う楽器なのかな? ピアノじゃなくて。
うーん、あそこにいるの、人間にも似てるな。
優しそうだし…。
でもやっぱり違うな。 ハチだよね、きっと。 女王の。
だから maru にね、「にこにこしてる女王蜂、見つけたよ、
ボク!」って言ったの。
そしたらね、「ハチの一刺しは危険だから、近寄らない
ように気をつけなさい、特に女王蜂は…」だって。
「それ、どういう意味なの?」って訊いたんだけどね、
「君にはまだ早いよ」って言うだけで、教えてくれないんだ。
ボクだって、蜂に刺されたこと、あるんだよ。 それに、
もう大人の年齢なのに、何で教えてくれないんだろうな。
人間って、勝手だな。
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