風車のすぐ近くにはこんな可憐な野の花が咲いている!
降って湧いたような問題が起きてしまった
我が家は阿蘇の阿蘇外輪山の中腹に家を建て居住している。
ここは別荘地として開発された場所で現在消費税アップ前でもあり建築ラッシュ
が続いている。
家が建つ分には文句は言えないのだが、突然に隣の空き地の土地所有者が訪れて、「ここに太陽光発電を行います」とー
それまでは持ち主の息子が家を建てると言っていた筈だったが・・・
土地が300坪以上あるので、ここに全面積パネルを張るとなると見た目に異様な感じを与えると思う。
最初突然の通告に「ノン!!」という断固とした態度を取らずに曖昧な受け流しをしてしまい、後悔しているのだがよく考えるとやはり近隣住民として「景観が損ねられるのでイヤだ」という意思表示はするべきだと考え、通告の翌日の昨日早くも測量工事が始まったので関係者に「意思」をしっかり伝えた。
土地を空けておくのがもったいないので発電して売電して儲けよう・・・しかもそこに住んでいて管理一切を取り仕切るならまだしも、遠い所に居住して発電するという。
ここに移住してきた人は皆阿蘇の自然を楽しみたいと考えている自然派市民。永住を選んで移り住んだ住民に事前の相談もなく突然やってきて土地に接する2軒だけに話をしてすぐ着工に踏み切るとは
ここには大きな問題がある。
環境とエネルギーの問題で、日本が原発発電で行き詰っている現状から何とか再生エネルギーへの転換を!という方向性はわからぬでもない。現に南外輪山にも北外輪山にもどでかい風力発電の風車が稼動している。
太陽光発電が流行しているのは周知の事実。この近くにも設置(家の屋上ではない!)されている。
自家消費用として電力を生み出そうというのなら理解できるのだが、単なる金儲け主義でやるのだ。これには異議を申したてるべきだと思う。すでに近隣住民の反対の意見は伝えたので施主がどう回答するかー
環境といえば一昨年の7.12豪雨被害で30名近くの犠牲者が出て、河が溢れ、外輪山の土砂崩れも至る所に散見できる。
その土手が崩れ氾濫した川の復旧工事が進んでいるが、谷川の両脇の土手が強固なコンクリートで固められていく姿を見るのは残念でもある。土手だけでなく場所によっては川底までコンクリになることさえ出ている。
都市でも耐震補強建築工事で何とも無骨で味気ないビルの姿を彼方此方で見せ付けられているが・・・
ナンダカナアー
環境の概念に「住民の美観を守る」という視点が現代社会では乏しくなっていると言えるのではー
村の学校の統合、役場庁舎(3村合併で元の3つの役場が分立状態で不便ではある)の統合庁舎建設問題が起きている。問題はその後ーいらなくなった建物が解体に莫大な予算が必要だといって放置されるのでは これも景観を損ねることになる。
この問題の解決方法はやはりじっくりと話し合って住民の了解を得るということだろう。そして譲り合いだ。歩み寄りだ。一方的な「先ずは工事ありき」ではない!!