おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

「御用盗疾る」読む

2011年11月25日 07時16分51秒 | 日記
寒くなると畑仕事が減ってくる。

昨日の仕事は、秋ジャガの後を耕して、つぎへの準備をした。

秋ジャガは植え付けが遅くなってしまって、成長している最中に霜が降りたので、葉が枯れダウン。掘り出したけど収穫は僅かだった。

なにしろ寒しところなので、防寒対策がしっかり必要。マルチとネットを被せること。その他、籾殻を撒いたり、これから藁を敷く予定だ。

種から3種の豆を育てていてそろそろ地植えの頃合なので、今日当たり行おうかと思っている。



午前中にほぼ畑の作業を終えると、午後は自由な時間帯。昨日は近くの温泉に入りにいった

温泉にゆっくり入って本を読むのが一つの楽しみ。

普段3冊を同時に読むのだが、昨日峰隆一郎の「御用盗疾る」(徳間書房)を読み、帰ってからも読書を続けて読み終えた。

後の2冊は河合隼雄と大江健三郎、谷川俊太郎の「日本語と日本人の心」(岩波現代文庫)、それと宮部みゆきの短編集の3冊。

峰隆一郎の「御用盗」は幕末、衰退著しい幕府の江戸町奉行同心の柘植某という剣客の活躍を書いたもの。映画やドラマだったら面白いのだろうが時代小説でみると範囲が狭く、気になるのは男女の関わりに対する艶っぽい表現が平板画一的で想像力に欠けること。
しかし、これを機に再び近代の歴史を読もうと書棚からぶ厚い評論を取り出して読み始めた。

河合の本はたくさん読んできた。大いに影響を受けた作家であり、心理学者、教育評論家であった。文化庁長官になって神経をすり減らしたのかあっという間になくなってしまったのが残念・・・

谷川の「詩」をベースにして、大江と河合が日本語と日本の心について論じ合うものだが、まだ前半の河合の論文を読んだところ。感想はまたいつか・・・