おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

北朝鮮は強かった・・・

2011年11月16日 07時26分59秒 | 日記
とうとう石油ストーブに火を入れた。

屋根つきのデッキで計ったら今朝6時半、気温1度だった。畑は昨日と比較にならないほど霜が降りている。

天気は最高なのだが、いよいよキターッて感じだ。

東北、北海道はもちろんもう雪の季節に入っている。

これから阿蘇は静かで、「おしん」のシーズンだ。

昨日の夕方、サッカーの日朝戦をTVで観戦した。

驚いたのはスタジアムのでかさと向こうの観客、まるで戦前の日本を連想させるものがあった。戦後世代ではあるけれども・・・

確かにホームでの試合なら観客が一体になって自国のチームを応援するに決まっているのだが、どうもそれだけではない。

スタジアムを見下ろすように大きな写真の額が飾ってあって、キム・ドンヨルかその父親かよく分からなかったがすべてその一人の偉大な指導者の「お導きで」サッカーの試合ができ、応援も許されている。その恩恵に浴して表情は皆一様に将軍様への感謝の思いと「憎っくき日本を叩き潰せ、戦中の恨み辛みをここで晴らせ」と叫んでいるかのようだった。

世界史の流れは東ドイツ、東欧、ソ連の民主化以来社会主義国家が数を減らす中で、この朝鮮と中国、それからキューバがまだ「がんばっている」。

社会主義は個人の利益への無限の欲求を否定し、皆が平等に富を分け合い幸せを分かち合うということが原理原則である。そこには富と権力を一部に集中する独裁は絶対にありえない筈だった。

考えてみるとロシア革命以来、スターリンも独裁権力者だったし。金日成だって毛沢東だって絶対権力者だった。

特に北朝鮮は金日成の直系の子孫が権力を不動のものにしているし、富もここに集中している・・・らしい。

農村部では日々の食料にも窮しているという報道があるし、子供が道端でくずを拾いしている光景も隠しカメラで撮られていた。

政治に対する期待は裏切られ、今や恨みと反感が渦巻いている筈だが、スタジアムの観衆は5万人といってもきっと「選ばれし民」なのだろう。

日本人サポーターもいることはいた。ひっそりと応援している姿がTvに映し出されていた。

「反日」に塗り固められた競技場の中で、日本を応援することはきっと「命懸け」だったのではないかー

しかし、彼らの応援は5万人の一体となった応援いや怒号にかき消されていた。

試合はそれでもつまんなかった・・・日本はいいとこなかった。攻められっ放しで、終始実力を出せない状態でイライラし続けだった。

本田もいない、長友もいない・・・しかし現有選手の攻めようというファイトが感じられなかった。

あの写真とどの顔も同じ見える独裁国家の応援に臆したのか!

頑張ろう日本!!