おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

人間力の評価はどこで?

2009年10月16日 08時10分32秒 | 日記
70億近い人間がいて、万古の時代から歴史を作ってきた。名の知れた歴史上の人物もいれば数知れない無告の民がいた。現今、民主党政権に変わって、慌しい1ヶ月が過ぎたところだが、歴史を変えた政党のリーダー達は山積する難問の前で苦悩している。しかし、その人間的な姿を見せてくれるだけで信頼に値すると思う。すべてはお金の問題に帰するのだが、これは旧政権与党であった自民党の腐敗した残渣を負わされているのであり致し方ないのではないかー。まあ、政治にはあまり期待しない方が身のためという冷めた見方もどこかに存在するのだが。
ところで、人間として彼らを見ると、鳩山首相にしても、菅、前原などなどやはり凡人ではない。難問を前に、逡巡し臆することなく、堂々とぶつかっている。頭の中をしっかり整理して自分の政治家としての主張と所属母体民主党のマニフェストとの整合性、改革の方向性と具体案策定、ベースとなる財源=数字の問題矛盾するようなこともあるだろうがうまくやっているのではないか。細かい矛盾点は確かにある、しかし、相対的に見ると及第点を与えてもいいのではないかと思う。普通人ではとてもできない。これまでの3首相にはまったく感じなかったことだ。やはり頭の良さを痛感する。

上に立つには、明晰な判断力、先を読む先見性、精緻な分析能力、イメージ化し構成していく力、語学(母国語のみならず)力、総合的知識の蓄え、そして精神的な強靭さでストレスに強いか弱いかこれも人間的な能力の一部。亡くなった中川氏も人間としては繊細でナイーブな性格だったのだろう、同情する。
職場では現在実習生が各大学、短大、専門学校から押しかけてきているが、やはり能力差は一目瞭然。一つの道を選択してそれに向けて進んでいこうとするならば、まずしっかり勉強しなければならない。もちろん自戒を込めてだがー。それにしても差が目立つのだなこれがー。早朝から何をすればいいか支持を求めてテキパキと働く子、ボーっとして鈍い学生もいる。少なくとも実習は現場に迷惑を掛けるもの謙遜さを持ち、人より努力する積極性が必要なのだ。これは意思よりも感性の問題かもしれない。