むかご歳時記

 むかご(零余子)自然薯芋の葉腋に出る芽
むかごのようにデジカメで撮った写真を粘り強くUPしてみよう

シルクロード6日目(カシュガル~ウルムチそして西安)

2006-10-23 14:36:32 | シルクロード
今朝は7:30の起床でウイグル料理の朝食バイキング,
野菜が主で今日は同行の桝野さんから梅干を貰って粥の朝食にした。
ホテルを9:00に出発してカシュガル空港から再度ウルムチに戻り憧れの「楼蘭の美女」に出会ってその後空路西安までの移動である。



何時ものように大きな荷物はポーターさんが空港まで運んでくれて機内に預けてくれる。
9:30に空港に着いたので10:40の出発までは時間が在る。
まだ買い足りない土産物の物色を売店でしたりで時間をつぶした。
A5サイズの漢、日両語説明の名所古跡本を見つけて買った。
本や絵葉書など観光客向けのものは一般的に値段が高い小さな本で32元は買得だと思った。
昨日バザールで値切りに値切って50元で買った長さ50cm弱の弦楽器でまったく同じものを300元で売っているのを見つけた。
ここで、いくら値切っても50元は無理だろうと思うと、
何時も値切って買ったつもりが、相手のペースにはまり結構高値で買わされてばかりだったので、
そうとう溜飲が下がって嬉しかった。
昨日”楽器を入れる袋をくれ!”と言ったら
”こんなに値切られていやだ!”と云ったオヤジさんの顔が思い出される。



この南方航空は飛行機でウルムチまで約一時間半の空の旅
来る時は鉄道でウルムチ~ コルラ:7.5時間
     バスでコルラ ~ クチャ:5時間
   又、鉄道でクチャ~カシュガル:9時間 を一時間半はやっぱり早い



窓際の席だったので写真を写す事が出来た。
この写真はもっと遠景だったけどトリミングした。



機内乗務員の事を中国語では”空中小姐”とも云うらしい
今は”飛機服務員”かな?



広い中国大陸



定刻5分前の12:10分にウルムチ空港に到着
荷物を受け取り次の西安行きの飛行機に乗せる手続きを済ませて
すぐに迎えの車で昼食と市内観光へ出発



多過ぎる昼食
何時もそうだが、中国料理は多過ぎて残す方が多い
マア!、平均年齢70才位だから多く残るのだろう。



昨年リニューアルされた立派な「新疆ウイグル自治区博物館」
すばらしい建物でウイグル自治区で発掘された
古文物、ミイラなどが展示されている
日本語ガイドさんが親切に詳しく説明してくれた
内部は撮影禁止



今回の最大観光目玉の一つ「ローランの美女」を見学する事が出来た。
それも保存ケースに触りながらの見学である。
おそらく、日本などで見物すれば周囲数メートルに縄張りと警備員が張り付いて
保存ケースを手で触るなんてとんでもない話だろう。
又、この年齢4044才(死亡時の推定年齢38才+紀元前2000年+西暦2006年=4044才)の美女さん
今でも忙しくしょっちゅう、あちこちに出張(展示)されるので、
博物館で眠っておられる日数は少ないらしく、お目見え出来た我々はほんとにラッキーだそうです。
日本にも14年前に出張されたそうだ。

美女さんは金髪のヨーロッパ人で髪に鳥の羽根を挿し、足には皮の靴を履いていた。
身長は152cmで生前は158cm位だそうです。
顔は黒くなっていたが発掘時は白かったそうだ。
内臓もチャンと入っているらしい。
その他にも赤ちゃんのミイラや4~5才位の子供のミイラ身長180cm位の西洋人男性、
又、夫婦合葬のミイラも展示されている。合葬と言っても同時に亡くなったのではなく、
数年後に亡くなられた方を前に亡くなられた方の棺おけに入れるらしい。
合計7体のミイラが展示してある。
乾燥地帯なので死人がミイラになるのは常識なのかも知れない。




ロバ車の後の荷台に大勢の人達が乗っているのを何回も見かけたが
シャッターチャンスに恵まれず、とうとう写真が撮れなかった。
走っている車の窓から写した夕暮れ時の一枚。



飛行機は可也遅れて16:55分発でウイグル料理の機内食が出て
19:40西安空港に着いた。
閉店時間を過ぎていたが予約済みの空港内のレストランで急いで夕食を済ませた。



約一時間駆けて市内のホテル「古都新世界大酒店」に着いたのはもう21:00過ぎだった。
西安は昔の唐の都”長安”で明の時代に西安の呼び名に変わった。
今は、人口700万の大都会で市内は車も多くごった返している感じだ。
”兵馬傭抗”始皇帝稜などの観光地も多い。
ホテルロビー後の壁にもドデカイ玄宗皇帝の壁像が造ってある。


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