むかご歳時記

 むかご(零余子)自然薯芋の葉腋に出る芽
むかごのようにデジカメで撮った写真を粘り強くUPしてみよう

シルクロード3日目(コルラ~クチャ)

2006-10-20 09:06:59 | シルクロード

ここコルラ(庫爾勒)は中国の国内石油開発の一大掘拠点で近代ビルが立ち並ぶ大きな都市である。
前夜のトランク騒動で1時過ぎにチェックインしたホテルでAm8:00にレストランのバイキングの朝食をとった。
今日は専用バスで天山南路をクチャまで移動する。
現地の運転手の話によると、先日この道路で大きな交通事故が発生しており、
スピードの取締りが厳しくなっていた所要時間がおよそ5時間位だろうと云っていた。
8:40にホテルを出発し天山山脈の岩山を右手に眺め麓の石油掘削設備、綿花畑、を観ながら
標高1000m位の高地の一本道をクチャ(庫車)まで移動した。
途中トイレタイムを取りながらpm1:00過ぎにクチャ賓館に着き先ずはホテルのレストランでの中華昼食をとり、
部屋に荷物を置いてクチャ観光に出発した



石油基地のコルラではホテルの名前も「タリム石油大厦」と四ッ星ホテルも石油が着いている
ホテル周辺は植栽も多く緑がある。



専用バスで右手に天山山脈と石油発掘設備などを眺めながら
天山南路をクチャに向けて走って行った。




先日の事故現場も過ぎて車の速度もやや上がったが、前方には何も見えない
一本道が続く。




緑がある地域には村が有る。
彼らは交通手段は徒歩、ロバ、自転車
中でもオートバイは人気の乗り物らしい



ここ新疆地区は石炭の埋蔵量が豊富で村人達は天山山脈の山裾から石炭を掘り出し
自宅の庭先で選別して業者に売るそうだ。
添乗員の話によるとトン当たり7,000~8,000円位で売れ、貴重な現金収入源らしい。
その他綿花も取り入れ真っ最中だった。



綿花畑などを通り過ぎて、やっとクチャの料金所までたどり着いた
料金所手前のトイレの休憩所で地区の老人夫妻が孫の相手をしながら
新鮮な果物を売っていた。
1kg2元だと指を2本指している
買って食べたが、種無し葡萄で甘くて美味しかった



高速道路のクチャの料金所
ウイグル文字が大きく書いてある



地元の運転手が薦めるウイグル族経営のイスラム料理店
昼食は宿泊ホテル内の「クチャ飯店」で中華料理を食べた。
その後スバシ遺跡などの見学に出かけた。



砂漠の中のスバシ古城の甲板、入場料が25元だった。
一世紀ごろに創建されていた、亀滋国の仏教寺院の跡だそうだ。



ここも砂岩なので侵食と破壊で洞窟の中の痛みがひどかった。
作家の井上靖氏はここまで取材に見えたらしい。



こちらも同じ
崩れかかった仏塔跡



ウイグル族の移動手段
耕運機の前部(エンジン)に荷車を取り付けた運搬車だ
これで綿花やトウモロコシなどを運搬している
バスの変わりもしている様でこれで14~17,8人位乗っているかな?
陽気に我々観光客に手を振っている




ホテルにチェックイン後クチャの市内見物に出かけた
モラエッセンと云う。イスラムの偉い方のお墓が有るらしい。
内部は撮影禁止、女性も入場禁止らしい。
但し、他宗教の女性や観光客は入場OKだそうだ。



市内観光を終えて一旦ホテルに戻り、その後夕食に出かけた。
市内で人気のレストランで特にヌードル、シシカバヴが美味しかった。
ビールは一瓶5元だった。
夕食後同行の池田氏と市内の散策に出かけた。
ホテルの売店の店員に”何処が見物に良いか?”尋ねたら
”言葉も判らない外人が夜で歩くのは危険だ!”と注意された。
でも少しだけだからと、2人で出かけた。
イスラム教のラマダン(明るい内は断食中)の季節なので、
日暮れになると繁華街に一斉に出てきて食事や遊びを楽しむ人々で街は賑わっていた。
途中で新鮮なリンゴを一ッ個ずつ買ってかじりながら中心街まで歩いた。
往復で約一時間半の散歩を楽しんだ。
ここのホテルは連泊なので明日の朝はゆっくり出来る。

4日目の様子はこちらにUPしている



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2 コメント

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Unknown (a-chan)
2006-10-21 01:07:57
シルクロード旅日記毎日、楽しみに読んでます。
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ありがとうございます (masa)
2006-10-21 09:03:42
引き続きUPにがんばります
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