むかご歳時記

 むかご(零余子)自然薯芋の葉腋に出る芽
むかごのようにデジカメで撮った写真を粘り強くUPしてみよう

日本丸のセールドリル(2)

2007-05-06 10:25:51 | 門司港レトロ
日本丸のセールドリル(1)の続き
日本丸には300本のロープが有りその総延長は30kmにもなるそうだ
そして、夫々のロープには名前が有り、夫々の目的が有る
実習生は総てのロープの名前と目的を覚えなければならない
試験が有るのかな



各帆を個縛していたロープ解き作業が終り、
1枚目の帆が張られた。
これにも順番があって最初は下から2枚目を広げるそうだ。



次は下から3枚目、これは帆布を固定している横木を上に持ち上げての
帆張り作業で、重たくて一番きつい作業らしい



別のグループが後の三角帆を広げた。
これは小さいが、でも畳27畳分の広さが有るそうだ
従って、大きな帆の広さがいかに大きいかが想像出来る。



3枚目が広げられた



4枚目も張られた
この帆も横木を上に持ち上げての帆張り作業だが、
2枚目より小さいので作業がし易いそうだ。



5枚目を張り終わって本日は完成
実は、一番下にもう一枚大きな帆が有るが
岸壁に係留して、さらにタグボート(舳先の左下の船)で固定している状態での帆張りで
折からの、風速7mの強風なのでこれ以上帆を広げると
船は係留ロープを引き千切って走り出す危険が有るので
今日は6枚目の帆張りは中止された。



実習作業を終えて見学の市民に、横一列に並んでの敬礼で
作業終了
5分間の休憩後、今度は急いで帆をたたむ実習が始まる
洋上での帆張り作業なら風を受けて日本丸は帆走しているであろうが
港内でこれ以上風が強くなったら大変なので
早く帆を畳まなければならないらしい。
お疲れ様
素晴らしい作業を見学させてくれて有難う