むかご歳時記

 むかご(零余子)自然薯芋の葉腋に出る芽
むかごのようにデジカメで撮った写真を粘り強くUPしてみよう

日本丸のセールドリル(1)

2007-05-05 21:14:50 | 門司港レトロ
「日本丸」入港セレモニーの後、午後から「セールドリル(帆張作業)」が行われた。
今年4月からの実習生では4度目の訓練と説明していた。
帆は3本のマストに各6枚で18枚と船尾の4本目のマストに3枚と船首の前に伸びているマストに4枚それに3角帆を入れて(36枚?)?有るそうだ。
洋上で行う場合は総てを広げると、そうとうに速さで船が走るらしい。
でも、岸壁に係留している状態で総ての帆を張ると、 係留ロープやタグボートのロープを切断して日本丸が動き出す恐れが出てくる。
そんな状況での”セールドリル”が始まった。



午後の準備体操を済ませての帆張訓練
先ずは準備作業から



日本丸の後の方に目をやると、何時の間にか大勢の見物客で芝生は満席状態だった




各マストに分かれての帆張訓練
縄梯子と、足裏の感覚を体験する(身をもって覚える)為に訓練生は総て裸足での縄梯子のぼりからはじめるらしい。



2つの手と2つの足のうち、常に3点固定が原則
即ち、両手、両足のうち常に3箇所はロープにつかまっている事が落下しない原則だそうだ。



作業位置に到着すれば、安全帯をロープにSetして、各人の動きを声を出して同僚に伝えてから、動く事が基本らしい。
足場のロープは一人が体重を動かせば一生懸命作業をしている同僚の足場を揺らす事になるので、互いに行動の連絡が非常に重要だそうだ!



横や上に移動する時は安全帯は外さないと移動出来ない。



安全帯を付けているが、両手で作業している。
したから見ていて、男性実習生と女性実習生の区別なしに、訓練が行われている様だ



各段の帆を個縛しているロープを解いてから、帆張が行われる。
格段に分かれてロープをほどいている
先端の吹流しを見ても風の強さが推測出来る。



陸上では見物人に各作業の様子が解説説明されている。

日本丸のセールドリル(2)に続く