戸外で、久しぶりに黄色い縞模様が鮮やかな大きなクモ（ナガコガネグモ）を見かけました。
雨が多いせいか、サツキの上に少しだけ巣を張って、近付いてもじっとしています。
ふと巣の右の方を見ると、痩せたカマキリがいて、クモの方をじっと見ています。
どう見てもクモの方が圧倒的に強そうです。
クモがカマキリに気がついたら、あっと言う間にクモの餌になってしまうでしょう。
どうなるんだろうとしばらく見ていましたが、ずっとそのままどちらも動きません。
一旦家の中に入って、１５分くらいして見に行ったら、カマキリは撤退してどこかに行ったようです。
クモはさっきと同じ位置にそのままでした。
もしかしてカマキリは蜘蛛の巣に一度も触れなかったのかもしれません。
そして、次の日、同じ場所にいるクモ、昨日のと同じ個体だと思うのですが、
お腹がぺしゃんこ、随分と細長い、いったい何があったのでしょうか？
毎日、一日の半分雨が降っています。
たまに雨が止んで、雲が流れて、青い空が見えます。
写真は一昨日の夕方の空の様子。
西の山の木々の繊細なシルエットがクッキリと見えました。
東の空を見ると、月が登っていくところでした。
まだ空はこんなに暗くないのですが、写真に撮ったら暗くなってしまいました。
今夜（10月10日）が満月だそうです。
雨が上がるといいな。
…なんて書いていたら、どしゃ降りになってきました。
秋を吹っ飛ばして、冬になりそうな昨日今日の涼しさです。
どんよりした空から雨も降って来て、がっかり。
夏に近くの小池でガマの群生を見つけました。（8月13日撮影）
時々見に行っていたのですが、だんだん草が生い茂って近づくことが出来なくなり、
ヨシなどの背丈が高くなって、とうとう姿を見ることも出来なくなりました。
ガマの穂がほぐれるところまで見たかったのに、すぐ傍なのに近づけないなんて残念。
（竹林の手前が池です。池の周辺にも幾つも水溜まりがあるので、危険です。）
生茂っているのは多分ほとんどイネ科の雑草。
カヤ、ヨシ、ススキ、オギ、エノコログサ・・・？
でも、麦も、米も、トウモロコシも、サトウキビも、みんなイネ科！です。
竹もイネ科だそうです。
庭をうろうろして、花が咲いている草を集めて、青いガラス器に入れました。
夏の間中、待ち焦がれていた涼しさ、だったはずなのに、
裸の腕が、ひんやりとした空気に触れると、
寂しいような、心細いような・・・
たった１本残ったコスモス。
柿（渋柿）の木の様子もすっかり秋です。
もう葉はありません。
下の木も渋柿の木ですが、こちらは紅葉した葉がパラリと一枚ずつ落ちてくる。
掌からはみ出るほどの大きな蛾が、草むらで、パタパタしていました。
油断してカメラを向けていたら、驚くほど高く飛びあがってどこかに行ってしまいました。
残念！もっとよく見たかったのに・・・（写真は蛾の裏側）
たぶん、ヤママユガ（天蚕）。美しい緑色の絹糸が採れる繭を作ります。
今でも、長野県で細々とヤママユを育てて、糸を取っているそうです。
節のある素朴な味わいが好まれ、ネクタイなどの高級品に使われているそうです。
クヌギ、ナラなどの木で自然な状態で育てるそうです。
＊蚕（家蚕・かいこ）は完全に家畜化されているので、成虫は飛ぶこともできず、幼虫は桑の枝にとどまることも出来ず、
目の前に桑の葉を置いてもらわなければ食べることも出来ないそうです。）
ホトトギスが耕運機のハンドルに止まっていました。
背景のせいか、日本画のようです。
